サービスマネジメント

基本情報技術者試験サービス設計」の問題

マネジメント系サービスマネジメント難易度:normal
オンラインサービスの設計会議で、次の三つの懸念が挙がった。(1)将来の利用者増に応えるための処理能力をどう確保するか、(2)平常時にサービスが止まらない仕組みをどう作るか、(3)大規模災害でも事業を継続・復旧できる備えをどうするか。これらに対応する管理プロセスの組合せとして最も適切なものはどれか。
(1)可用性管理 (2)キャパシティ管理 (3)変更管理
(1)ITサービス継続性管理 (2)キャパシティ管理 (3)平常時の無停止を担う可用性管理
(1)問題管理 (2)構成管理 (3)インシデント管理
(1)キャパシティ管理 (2)可用性管理 (3)ITサービス継続性管理
正解
(1)キャパシティ管理 (2)可用性管理 (3)ITサービス継続性管理

(1)将来需要に応じた処理能力の確保はキャパシティ管理、(2)平常時にサービスを止めない仕組み作りは可用性管理、(3)大規模災害でも事業を継続・復旧する備えはITサービス継続性管理が担う。三つの懸念とプロセスが正しく対応するのは選択肢エである。

?選択肢ごとの解説

ア ×(1)と(2)でキャパシティ管理と可用性管理が入れ替わっており、(3)を変更管理としている点も災害時の事業継続には対応しないため誤りである。
イ ×(1)を継続性管理、(3)を可用性管理としており、需要対応・災害対応の割当が入れ替わっていて誤りである。
ウ ×問題管理・構成管理・インシデント管理はいずれも本問の需要拡大・無停止設計・災害復旧という設計時の懸念に直接対応するプロセスではない。
エ ○(1)将来需要に応じた処理能力の確保はキャパシティ管理、(2)平常時にサービスを止めない仕組み作りは可用性管理、(3)大規模災害でも事業を継続・復旧する備えはITサービス継続性管理が担う。三つの懸念とプロセスが正しく対応するのは選択肢エである。

くわしく

設計段階の主要プロセスは目的で整理できる。キャパシティ管理は『足りる量を確保(性能・容量)』、可用性管理は『平常時に止めない(冗長化やSPOF排除)』、ITサービス継続性管理は『非常時に継続・復旧(BCP・代替サイト)』を担う。可用性が日常の停止を減らすのに対し、継続性は大規模災害という非日常への備えである点が両者の決定的な違いで、混同しやすい頻出論点である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『処理能力・容量』はキャパシティ、『平常時の無停止・冗長化』は可用性、『災害・事業継続・復旧』は継続性管理と対応づける。

覚え方

キャパは『量』、可用性は『普段止めない』、継続性は『いざという時(災害)』と一語で覚える。

よくある誤り

可用性管理とITサービス継続性管理の取り違えが多い。『平常時に止めない=可用性』『災害など非常時の継続・復旧=継続性』と切り分ける。

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