サービスマネジメント

基本情報技術者試験グリーンIT」の問題

マネジメント系サービスマネジメント難易度:normal
データセンタのエネルギー効率を評価する指標PUE(Power Usage Effectiveness)について、その意味として最も適切なものはどれか。値が小さいほど効率が良いとされる。
サーバの計算性能を消費電力で割った、性能あたりの電力効率を示す比
バッテリの充電状態を百分率で示す比
全体電力をIT機器電力で割った比で、1に近いほど付帯設備の無駄が少ない
通信回線の帯域利用状況を示す比
正解
全体電力をIT機器電力で割った比で、1に近いほど付帯設備の無駄が少ない

PUEは『データセンタ全体の消費電力÷IT機器の消費電力』で定義される。空調や照明などの付帯設備の消費が少ないほど分子が分母に近づき値は1に近づく。値が小さいほど効率が良いという設問の説明と一致するのは、この定義を述べた選択肢ウである。

?選択肢ごとの解説

ア ×処理性能を消費電力で割る指標は性能あたりの電力効率(性能/電力)であり、施設全体の電力効率を示すPUEとは異なる。
イ ×バッテリの充電状態(SOC)を表す指標であり、データセンタのエネルギー効率指標PUEとは無関係である。
ウ ○PUEは『データセンタ全体の消費電力÷IT機器の消費電力』で定義される。空調や照明などの付帯設備の消費が少ないほど分子が分母に近づき値は1に近づく。値が小さいほど効率が良いという設問の説明と一致するのは、この定義を述べた選択肢ウである。
エ ×通信回線の帯域利用状況はトラフィックの指標であり、電力効率を示すPUEとは別物である。

くわしく

グリーンITの文脈でPUEは施設のエネルギー効率の代表指標である。PUE=全体電力÷IT電力なので理論下限は1で、付帯設備(主に空調)の電力が小さいほど1に近づく。例えば全体200kW・IT機器160kWならPUE=1.25。改善には外気冷房やホットアイル・コールドアイルによる空調最適化が有効である。値が大きいほど無駄が多い点と、1未満にはならない点を押さえる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『データセンタ全体÷IT機器』『1に近いほど良い』とあればPUEと判断する。

覚え方

PUE=『全部の電気÷ITだけの電気』。理想は1(付帯ゼロ)、と分数のイメージで覚える。

よくある誤り

PUEを性能効率や利用率と取り違えやすい。PUEは『施設全体÷IT機器』の電力比で、1に近いほど良い点を固定する。

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