基本情報技術者試験「ファシリティマネジメント」の問題
サーバルームに、1台あたりの消費電力が500Wのサーバを20台設置する。これらに電力を供給するUPSや配電設備に求められる皮相電力(容量)は何kVAか。設備の力率を0.8とし、サーバ以外の負荷は考慮しないものとする。
ア8kVA
イおおよそ10kVA
ウ12.5kVA
エ16kVA
正解
ウ.12.5kVA
サーバ20台の有効電力は500W×20=10000W=10kW。電源設備の容量は皮相電力(kVA)で表され、皮相電力=有効電力÷力率=10÷0.8=12.5kVAとなる。これが設備に求められる容量で、選択肢ウに一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×8kVAは有効電力に力率を掛けてしまった(10×0.8)誤りで、力率は割るべきところを掛けている。
イ ×10kVAは有効電力10kWをそのまま容量とした値で、力率による換算を行っていない誤りである。
ウ ○サーバ20台の有効電力は500W×20=10000W=10kW。電源設備の容量は皮相電力(kVA)で表され、皮相電力=有効電力÷力率=10÷0.8=12.5kVAとなる。これが設備に求められる容量で、選択肢ウに一致する。
エ ×16kVAは力率を0.625と取り違えるなど換算係数を誤った場合に生じる過大な値である。
✎くわしく
電源設計では有効電力(kW)と皮相電力(kVA)の区別が要点である。設備容量は皮相電力で評価し、力率(0〜1)が小さいほど同じ有効電力でも大きな容量が必要になる。関係式は皮相電力=有効電力÷力率で、力率1なら両者は一致する。実務ではこれに将来増設分の余裕や空調・照明などの負荷も加味するが、本問はサーバのみを対象としている。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『kVA(容量)=kW÷力率』。力率が分母に来る点を必ず確認する。
覚え方
皮相電力は見かけ(apparent)で大きい→力率で割って膨らませる、とkVAがkW以上になる向きで覚える。
よくある誤り
有効電力に力率を掛けてしまう誤りが頻出。『kVAを求めるときは力率で割る(kW÷力率)』と向きを固定する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0151