基本情報技術者試験「可用性管理」の問題
あるサービスは、装置Xと装置Yの2台を直列に接続して構成されており、どちらか一方でも停止するとサービス全体が停止する。装置X・装置Yの稼働率がいずれも0.95であるとき、このサービス全体の稼働率はおよそ何%か。各装置の故障は互いに独立とする。
アちょうど95.00%
イ約90.25%
ウ99.75%
エ約99.99%
正解
イ.約90.25%
直列構成では全装置が同時に稼働して初めてサービスが提供できる。両装置の故障は独立なので、全体の稼働率は各稼働率の積0.95×0.95=0.9025、すなわち約90.25%となり選択肢イに一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×95.00%は1台分の稼働率そのままで、2台直列で稼働率が積として下がることを反映していない誤りである。
イ ○直列構成では全装置が同時に稼働して初めてサービスが提供できる。両装置の故障は独立なので、全体の稼働率は各稼働率の積0.95×0.95=0.9025、すなわち約90.25%となり選択肢イに一致する。
ウ ×約99.75%は並列(冗長)構成の稼働率1-(1-0.95)×(1-0.95)=0.9975であり、直列の本問とは構成が逆である。
エ ×約99.99%は3台以上の冗長や別の前提を仮定した過大な値で、2台直列の計算には合致しない。
✎くわしく
可用性設計の基本は直列と並列の区別である。直列(両方必要)は稼働率の積で必ず単体より下がり、並列(片方でも可=冗長)は『1-不稼働率の積』で必ず単体より上がる。本問は直列なので0.9025、もし冗長化すれば0.9975へ向上する。冗長化が可用性を高める効果と、直列要素が増えるほど可用性が劣化する性質を対で理解することが重要である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『一方でも停止で全体停止』は直列=稼働率の積、『片方が生きていれば継続』は並列=1-(1-a)(1-b)と即断する。
覚え方
直列は『どちらも必要だから掛け算で痩せる』、並列は『どちらかでよいから不調を掛けて引く』とイメージする。
よくある誤り
直列と並列の式を取り違える誤りが最頻出。『直列は積で下がる、並列は不稼働率の積を1から引いて上がる』と固定する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0150