基本情報技術者試験「継続的改善」の問題
ITサービスマネジメントの継続的改善では、改善活動を場当たり的に行わず、まず『目指す姿(ビジョン)』と『現在地』を把握してから具体的な改善目標と手段を定め、実行と評価を繰り返す進め方が推奨される。この継続的改善の進め方の考え方として最も適切なものはどれか。
ア一度の大規模刷新で完了させ、以後は変更しない進め方
イ現状把握を省き、思いついた施策から順に着手する進め方
ウ経営の方向性から切り離し、技術部門の自己判断のみで進める進め方
エギャップ分析を起点に反復して小さく積み重ねる進め方
正解
エ.ギャップ分析を起点に反復して小さく積み重ねる進め方
継続的改善は、まず目指す姿と現在地を把握し、そのギャップから具体的な改善目標と手段を決め、実行・測定・評価のサイクルを繰り返して少しずつ前進する。設問の『ビジョンと現状から目標を定め反復して積み重ねる』に正確に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×一度の大規模刷新で完了し以後変えないのは継続的改善の反対であり、変化する環境に追従できない。
イ ×現状把握を省いて思いつきで着手するのは場当たり的で、効果測定や優先順位付けができず改善が定着しない。
ウ ×経営の方向性から切り離し技術部門の自己判断のみで進めると、事業価値に結びつかない改善になりやすく適切でない。
エ ○継続的改善は、まず目指す姿と現在地を把握し、そのギャップから具体的な改善目標と手段を決め、実行・測定・評価のサイクルを繰り返して少しずつ前進する。設問の『ビジョンと現状から目標を定め反復して積み重ねる』に正確に合致する。
✎くわしく
継続的改善モデルは『ビジョンは何か→現状はどうか→目指す状態は→どう到達するか→実行→到達したか→勢いの維持』というステップで表される。PDCAと同様に反復が核心で、ビジョンと現状のギャップ分析を起点にする点が重要。改善は事業目標に紐づけ、効果を測定可能な目標値で管理し、小さく速く回すことが定着の鍵となる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『ビジョン』『現状把握』『繰り返し』『小さく積み重ね』が揃えば継続的改善の正しい進め方と判断する。
覚え方
継続的改善=『今どこ→どこへ→どう行く→進めて確認』のループ、と道案内に例えて覚える。
よくある誤り
改善を一回限りの大改修と捉える誤りや、現状分析を省く誤りが多い。継続的改善は反復と現状把握が前提である点を押さえる。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0148