基本情報技術者試験「ITIL4のサービスバリューシステム」の問題
ITIL4では、組織のあらゆる構成要素と活動が連携して価値を生み出す仕組み全体をサービスバリューシステム(SVS)として示している。このSVSの中核に位置づけられ、需要や機会を受けて価値ある成果(プロダクト・サービス)へと変換する一連の活動の集合を表すものはどれか。
ア価値連鎖モデル
イ従うべき原則(指針)
ウインシデント管理プラクティス
エ構成管理データベース(CMDB)
正解
ア.価値連鎖モデル
ITIL4のSVSは、指針となる原則・ガバナンス・サービスバリューチェーン・プラクティス・継続的改善から成る。その中核がサービスバリューチェーンであり、需要や機会を入力として受け取り、価値ある成果へ変換する活動の集合として定義される点が設問に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ○ITIL4のSVSは、指針となる原則・ガバナンス・サービスバリューチェーン・プラクティス・継続的改善から成る。その中核がサービスバリューチェーンであり、需要や機会を入力として受け取り、価値ある成果へ変換する活動の集合として定義される点が設問に合致する。
イ ×従うべき原則(指針)はSVSを支える要素の一つにすぎず、価値へ変換する活動の集合そのものではない。
ウ ×インシデント管理は数あるプラクティスの一つであり、SVSの中核として価値変換の活動全体を表すものではない。
エ ×CMDBは構成情報を保持するデータベースであり、価値変換の活動集合を指す概念ではない。
✎くわしく
SVSはITIL4の最上位の枠組みで、組織が一貫して価値を共創できるようにする全体像を描く。中核のサービスバリューチェーンは『計画・改善・エンゲージ・設計と移行・取得と構築・提供とサポート』の6活動から成り、これらを柔軟に組み合わせてバリューストリームを形成する。原則やプラクティスはこのチェーンを支える周辺要素という階層関係を理解することが要点である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『需要や機会を価値へ変換する活動の集合』とあればサービスバリューチェーン、『仕組み全体』とあればSVSと判断する。
覚え方
バリューチェーン=価値を生む活動を鎖(チェーン)でつなぐ、SVS=それを含む大きなシステム、と入れ子で覚える。
よくある誤り
SVS全体とその中核であるサービスバリューチェーンを取り違えやすい。SVSは仕組み全体、バリューチェーンはその中の活動モデルと区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0145