基本情報技術者試験「コストマネジメント」の問題
あるプロジェクトのある時点で、計画価値(PV)=500万円、出来高(EV)=450万円、実コスト(AC)=600万円であった。このときのスケジュール効率指数(SPI)とコスト効率指数(CPI)の組合せとして正しいものはどれか。
アSPI=0.90、CPI=0.75
イSPI=0.75、CPI=0.90
ウSPI=1.11、CPI=1.33
エSPI=1.0、CPI=0.8
正解
ア.SPI=0.90、CPI=0.75
効率指数はいずれも分子をEVに置く。SPI=EV/PV=450/500=0.90、CPI=EV/AC=450/600=0.75であり、両者とも1未満なので進捗は計画より遅れ、コストは予算を超過している。設問の数値を定義に当てはめた値が一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ○効率指数はいずれも分子をEVに置く。SPI=EV/PV=450/500=0.90、CPI=EV/AC=450/600=0.75であり、両者とも1未満なので進捗は計画より遅れ、コストは予算を超過している。設問の数値を定義に当てはめた値が一致する。
イ ×SPIとCPIの値を入れ替えた誤りで、分母にPVを使うのがSPI、ACを使うのがCPIである点を取り違えている。
ウ ×分子と分母を逆にしてPV/EV・AC/EVと計算した誤りで、1を超える値になっているが向きが逆である。
エ ×SPIを1.0、CPIを0.8とした誤りで、SPIはEV/PV=0.90、CPIはEV/AC=0.75であり両指数とも値が合わない。
✎くわしく
EVMの指数はSPI=EV/PV、CPI=EV/ACで定義され、1を境に良し悪しを読む。1未満は不利(SPIは遅れ、CPIは超過)、1超は有利。差異(SV=EV-PV、CV=EV-AC)とも判定方向が一致し、本問はSV=-50、CV=-150でいずれも負、指数も1未満で整合する。指数は『今後の傾向の倍率』として将来予測(EAC=BAC/CPI等)にも使われる重要量である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『1より大きければ良い、小さければ悪い』を符号判定の代わりに使う。EVを必ず分子に置く。
覚え方
S(Schedule)PIはPV、C(Cost)PIはAC。頭文字のペア『S–P』『C–A』で分母を即決する。
よくある誤り
分子分母の取り違えと、SPI・CPIで使う分母(PVとAC)の混同が二大ミス。『指数はEVが上(分子)』『SはPと組、CはAと組』で固定する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0134