プロジェクトマネジメント

基本情報技術者試験リスクマネジメント」の問題

マネジメント系プロジェクトマネジメント難易度:easy
プロジェクトで識別したリスクへの対応として、リスクが顕在化した場合の責任や影響の一部を保険契約や外部委託によって第三者へ移す戦略はどれか。
回避策
低減策
リスク転嫁
受容策
正解
リスク転嫁

リスク転嫁(移転)は、保険加入や業務の外部委託、契約条項などを用いて、リスク顕在化時の損失負担や責任を自組織から第三者へ移す戦略である。設問の『保険契約や外部委託で第三者へ移す』記述に正確に一致する。

?選択肢ごとの解説

ア ×回避策(リスク回避)は、リスクの原因となる作業や計画自体を取りやめてリスクを発生させないようにする戦略であり、第三者への移転とは異なる。
イ ×低減策(リスク低減・軽減)は、発生確率や影響度を下げる対策を講じる戦略で、リスクは自組織に残ったまま小さくする点が転嫁と異なる。
ウ ○リスク転嫁(移転)は、保険加入や業務の外部委託、契約条項などを用いて、リスク顕在化時の損失負担や責任を自組織から第三者へ移す戦略である。設問の『保険契約や外部委託で第三者へ移す』記述に正確に一致する。
エ ×受容策(リスク受容)は、対策費用に見合わない等の理由で特段の対策をせず影響を受け入れる戦略で、第三者へ移すわけではない。

くわしく

脅威に対する代表的対応は回避・転嫁・低減・受容の4つ。回避は『やめる』、転嫁は『他者へ移す』、低減は『小さくする』、受容は『そのまま受ける』と整理できる。転嫁はリスク自体が消えるのではなく負担先が変わる点が回避との決定的な違いで、外部委託も委託先へ責任が移る転嫁の一形態である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『保険』『委託』『契約で他者へ』とあれば転嫁、『やめる』なら回避、『確率・影響を下げる』なら低減と即判定する。

覚え方

転嫁の『嫁ぐ=外へ出す』のイメージで、リスクを外部へ送り出す=第三者へ移すと結びつける。

よくある誤り

外部委託をリスク低減と取り違える誤りが多い。委託は責任の所在を移すため転嫁に分類される点を押さえる。

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