基本情報技術者試験「スケジュールマネジメント」の問題
プロジェクトの資源最適化技法のうち、資源平準化(リソースレベリング)の説明として最も適切なものはどれか。
ア作業の依存関係を一部重ねて並行実施し、全体の所要期間を短縮する技法である
イクリティカルパス上の作業へ追加費用をかけて要員を投入し期間を縮める技法である
ウ資源の供給上限を優先し、その範囲に収めるため作業開始日を調整した結果、クリティカルパスや完了日が変わることを許容する
エ作業をフロート(余裕)の範囲内に限定してずらし、完了日を一切変えずに、要員などの資源利用の山と谷を平らにならしていく技法である
正解
ウ.資源の供給上限を優先し、その範囲に収めるため作業開始日を調整した結果、クリティカルパスや完了日が変わることを許容する
資源平準化(リソースレベリング)は、要員や設備の供給上限といった資源制約を満たすことを最優先し、制約内に収めるために作業をずらす。その結果としてクリティカルパスや完了日が変動することを許容する点が特徴で、ウが正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×依存関係を重ねて並行化し期間短縮するのはファストトラッキングであり、資源最適化技法ではない。
イ ×追加費用で要員投入し短縮するのはクラッシングであり、資源平準化とは目的が異なる。
ウ ○資源平準化(リソースレベリング)は、要員や設備の供給上限といった資源制約を満たすことを最優先し、制約内に収めるために作業をずらす。その結果としてクリティカルパスや完了日が変動することを許容する点が特徴で、ウが正しい。
エ ×フロート内でずらし完了日を変えずに山と谷を平らにするのは資源円滑化(リソーススムージング)の説明で、平準化とは区別される。
✎くわしく
資源最適化には平準化と円滑化がある。平準化は資源制約を満たすことが最優先で完了日が延びうる(制約優先・納期可変)。円滑化はフロートの範囲内に調整を限定し完了日を変えない(納期優先・調整範囲限定)。どちらを使うかは資源制約と納期のどちらを譲れないかで決まる。両者の許容範囲の違いが頻出論点である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『資源制約優先で完了日が変わりうる』なら平準化、『フロート内で完了日不変』なら円滑化と判断する。
覚え方
平準化は『資源の壁にぶつかれば納期を譲る』、円滑化は『余裕(フロート)内でだけ整える』と覚える。
よくある誤り
平準化と円滑化を逆に覚える誤りが多い。『平準化=完了日が変わりうる』『円滑化=完了日を変えない』と対応づける。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0129