基本情報技術者試験「スケジュールマネジメント」の問題
プロジェクトのスケジュール分析における『最早開始時刻』と『最遅開始時刻』の説明として、最も適切なものはどれか。
ア最早開始時刻はプロジェクト全体を最短で終える計画上の終了日を指す
イ最遅開始時刻は各作業を可能な限り早く始めた場合の開始日である
ウ最早開始時刻は先行作業がすべて完了して直ちに始められる最も早い開始日で、最遅開始時刻はプロジェクト全体を遅らせない範囲で許される最も遅い開始日である
エ最早開始時刻と最遅開始時刻はクリティカルパス上か否かにかかわらずどの作業でも常に等しい値となり両者の差は決して生じない
正解
ウ.最早開始時刻は先行作業がすべて完了して直ちに始められる最も早い開始日で、最遅開始時刻はプロジェクト全体を遅らせない範囲で許される最も遅い開始日である
最早開始時刻(EST)は前進計算で求める『これより早くは始められない最も早い開始日』、最遅開始時刻(LST)は後退計算で求める『全体納期を守る上で許される最も遅い開始日』である。両者の差がトータルフロートで、ウはこの定義を正しく述べている。
?選択肢ごとの解説
ア ×全体を最短で終える終了日はプロジェクト所要日数を指し、個々の作業の最早開始時刻の定義ではない。
イ ×可能な限り早く始める開始日は最早開始時刻の説明であり、最遅開始時刻と取り違えている。
ウ ○最早開始時刻(EST)は前進計算で求める『これより早くは始められない最も早い開始日』、最遅開始時刻(LST)は後退計算で求める『全体納期を守る上で許される最も遅い開始日』である。両者の差がトータルフロートで、ウはこの定義を正しく述べている。
エ ×両者が一致するのはクリティカルパス上の作業に限られ、余裕のある作業では一致しないため誤りである。
✎くわしく
スケジュール分析では前進計算で最早時刻、後退計算で最遅時刻を求める。クリティカルパス上の作業はEST=LST(フロート0)となり、それ以外は差が生じる。この差を把握すると、どの作業に余裕がありどこが律速かが分かり、資源配分や進捗管理の優先度判断に直結する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『先行完了で直ちに開始可能』なら最早、『全体を遅らせない最後の開始期限』なら最遅と判断する。
覚え方
最早=アクセル(できるだけ早く)、最遅=締切(これ以上遅れると間に合わない)とイメージする。
よくある誤り
最早と最遅の語感だけで取り違える誤りが多い。早=前進計算、遅=後退計算と対応づけて押さえる。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0126