基本情報技術者試験「スケジュールマネジメント」の問題
ある作業は、標準では所要12日で費用90万円、特急(クラッシュ)では所要9日で費用150万円で実施できる。所要日数と費用の関係が直線的であると仮定するとき、この作業を1日短縮するのに追加で必要な費用(費用勾配)は何万円か。
ア5万円
イ約12万円とする
ウ15万円
エ20万円
正解
エ.20万円
費用勾配は1日短縮あたりの追加費用で、(クラッシュ費用-標準費用)を(標準日数-クラッシュ日数)で割って求める。本問では(150-90)÷(12-9)=60÷3=20万円/日となり、これがクラッシングで日程短縮する際の単価となる。
?選択肢ごとの解説
ア ×5万円は短縮日数3日を費用差60万に対して逆に割る(3÷60ではなく)など、割る向きや桁を誤った値である。
イ ×12万円は標準日数12日をそのまま費用とみなすなど、無関係な数値を流用した誤りである。
ウ ×15万円は費用差60万を短縮日数3日でなく総日数等で割った場合に生じる誤りである。
エ ○費用勾配は1日短縮あたりの追加費用で、(クラッシュ費用-標準費用)を(標準日数-クラッシュ日数)で割って求める。本問では(150-90)÷(12-9)=60÷3=20万円/日となり、これがクラッシングで日程短縮する際の単価となる。
✎くわしく
クラッシングは費用勾配の小さい(=安く短縮できる)クリティカルパス上の作業から優先して短縮するのが原則である。費用勾配は単位短縮あたりの限界費用であり、複数作業を比較して総追加費用を最小化する判断材料となる。短縮できる上限(標準日数-クラッシュ日数)も同時に押さえる必要がある。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
費用勾配=Δ費用÷Δ日数。分母は標準とクラッシュの日数の差(短縮可能日数)である。
覚え方
費用勾配=『1日縮めるのにいくら余分に払うか』の単価とイメージする。
よくある誤り
費用差を標準日数(12日)で割る、あるいは割る順序を逆にする誤りが多い。分母は『短縮できる日数』である。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0124