基本情報技術者試験「スケジュールマネジメント」の問題
あるプロジェクトのアローダイアグラムは次のとおりである。結合点を①②③④とし、①→A(2日)→②、②→B(4日)→③、②→C(6日)→③、③→D(3日)→④の順に作業が進む。BとCは②から③へ並行して進み、Dは③(BとCの双方完了)以降に開始する。①が開始、④が完了とするとき、このプロジェクトのクリティカルパス上の所要日数は何日か。
ア9日(B経路のみ)
イ10日
ウ11日間
エ15日(全作業を直列)
正解
ウ.11日間
②から③へはBとCが並行し、③の最早到達はmax(B経由6,C経由10)=10日(=②の2日+C6日)に決まる。これにD3日を加えた11日がA→C→Dの最長経路で、余裕ゼロのクリティカルパスである。
?選択肢ごとの解説
ア ×9日はA(2)+B(4)+D(3)とB経路だけで計算した値で、より長いC経路を見落としている。
イ ×10日は③までの最早(A2+C6)で止め、後続D(3日)を加え忘れた値である。
ウ ○②から③へはBとCが並行し、③の最早到達はmax(B経由6,C経由10)=10日(=②の2日+C6日)に決まる。これにD3日を加えた11日がA→C→Dの最長経路で、余裕ゼロのクリティカルパスである。
エ ×15日はBとCを並行ではなく直列(2+4+6+3)に足した誤りで、並行着手の条件を無視している。
✎くわしく
アローダイアグラムでは結合点の最早時刻は流入する各先行経路の所要時間の最大値で決まる。本問の③では2+4=6と2+6=8…ではなく、②の最早が2日なのでB経由6・C経由8とはならず、②→Cが6日のためC経由は8日に見えるが、ここではB(4)とC(6)を②起点で比較しmax=6を採り②③区間は6日、つまり③最早=2+6=8…と取り違えやすい。正しくは③最早=2+max(4,6)=8、全体=8+3=11日。最長経路を辿る習慣が重要である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
結合点に複数の矢印が入るときは各先行経路の所要を比較し最大を採用、最大経路の合計がクリティカルパス。
覚え方
合流点は『遅い者待ち』。一番遅い作業が終わるまで次に進めないと覚える。
よくある誤り
並行作業を直列に足す誤りと、③で短い方のBを採用する誤りが多い。合流点では必ず最大値を取る。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0121