基本情報技術者試験「サービスマネジメントプロセス」の問題
ハードウェア・ソフトウェア・文書などサービスを構成する要素を構成品目として識別し、それらの属性や相互の関連を一元的に記録・維持して、他の管理活動が正確な構成情報を参照できるようにするために用いるデータベースはどれか。
ア既知エラーデータベース
イサービスカタログ
ウ構成管理データベース
エインシデント記録簿
正解
ウ.構成管理データベース
構成管理データベース(CMDB)は、ハードウェアやソフトウェア、文書などの構成品目(CI)を識別し、その属性やCI同士の関連を一元的に記録・維持する。これにより変更管理やインシデント管理など他の活動が正確な構成情報を参照できる。設問の『構成品目と関連を一元管理するデータベース』に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×既知エラーデータベースは、原因や暫定対応が判明した障害(既知のエラー)を蓄積するもので、構成品目とその関連を管理するデータベースではない。
イ ×サービスカタログは提供中のサービス一覧とその内容を顧客向けに示すもので、構成品目の属性や相互関連を管理するものではない。
ウ ○構成管理データベース(CMDB)は、ハードウェアやソフトウェア、文書などの構成品目(CI)を識別し、その属性やCI同士の関連を一元的に記録・維持する。これにより変更管理やインシデント管理など他の活動が正確な構成情報を参照できる。設問の『構成品目と関連を一元管理するデータベース』に合致する。
エ ×インシデント記録簿は発生したインシデントの記録を残すもので、構成情報を一元管理するデータベースではない。
✎くわしく
サービスマネジメントでは複数の情報資源が登場し、目的で区別する必要がある。CMDBは『構成(何が何とつながっているか)』、既知エラーDBは『判明済みの障害と回避策』、サービスカタログは『提供サービスの案内』、インシデント記録簿は『起きた中断の履歴』を扱う。CMDBは他プロセスの土台となる基盤情報であり、影響範囲の特定などで横断的に参照される点が重要である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『構成品目』『属性と相互関連』『一元管理』が並べばCMDBと即断する。障害の蓄積なら既知エラーDBを疑う。
覚え方
CMDB=Configuration(構成)Management(管理)DataBaseで『何と何がつながるかの台帳』と覚える。
よくある誤り
既知エラーデータベースやインシデント記録簿と取り違えやすいが、それらは障害情報の蓄積であり、構成品目の関連を管理するのはCMDBである。
サービスマネジメントの他の問題
ITサービスマネジメントにおいて、サービスの予期しない中断や品質低下が発生した際、その影響を最小化してできるだけ早く通常のサ…提供者と顧客の間で、ITサービスの内容・品質・目標値(稼働率や応答時間など)を合意し、未達時の対応や測定方法まで取り決める文…データセンタにおいて、商用電源が瞬時停電や瞬時電圧低下を起こした際にも、自家発電装置が安定稼働を始めるまでの短時間、無停電で…ITサービスマネジメントの考え方において、サービスを企画する段階から設計・移行・運用、そして継続的な改善までを一連の段階とし…顧客と合意したサービス目標値の達成状況を定期的に測定・報告し、未達があれば原因を分析して改善につなげるとともに、合意内容その…将来の業務量の増加を予測し、応答時間や処理能力に関するサービス目標を満たし続けられるよう、必要な処理能力・記憶容量・回線など…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0043