基本情報技術者試験「サービスマネジメントプロセス」の問題
承認された変更を実際に本番環境へ展開する作業に着目したとき、その配布や導入を計画・実施し、利用者が新しい状態を安全に使えるようにすることを主目的とするプロセスはどれか。なお変更の可否を審査・承認する役割は別プロセスが担うものとする。
ア変更を統制する変更管理
イリリース管理
ウ問題管理プロセス
エ構成管理
正解
イ.リリース管理
リリース管理(リリース及び展開管理)は、変更管理で承認された内容を本番環境へ実際に配布・導入する作業を計画・実施し、利用者が新しい状態を安全に利用できるようにするプロセスである。設問は『展開作業』に着目し承認は別と明示しており、リリース管理が該当する。
?選択肢ごとの解説
ア ×変更管理は変更を実施してよいかを審査・承認しリスクを統制するプロセスで、設問では承認を担う別プロセスと位置づけられており、展開作業そのものを主目的とはしない。
イ ○リリース管理(リリース及び展開管理)は、変更管理で承認された内容を本番環境へ実際に配布・導入する作業を計画・実施し、利用者が新しい状態を安全に利用できるようにするプロセスである。設問は『展開作業』に着目し承認は別と明示しており、リリース管理が該当する。
ウ ×問題管理は障害の根本原因を究明し再発を防ぐプロセスで、変更内容の本番展開を担うわけではない。
エ ×構成管理は構成品目の情報を正確に維持するプロセスで、変更の配布・導入作業を主目的とはしない。
✎くわしく
変更管理とリリース管理は連携するが役割が分かれる。変更管理は『変更してよいか』を判断・承認する意思決定の統制、リリース管理は『承認済みの変更をどう本番へ届けるか』という実施・展開の作業を担う。設問はわざわざ『承認は別プロセス』と断っており、審査と展開の切り分けを問うている。本番への確実な配布と切戻し準備までを含むのがリリース管理である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『承認・可否判断』なら変更管理、『本番への配布・導入・展開』ならリリース管理と動詞で見分ける。
覚え方
変更管理=『ハンコ(承認)』、リリース管理=『出荷・配達(本番へ届ける)』と作業の役割で対比する。
よくある誤り
変更管理が展開まで行うと誤解しがち。承認・統制は変更管理、実際の配布・導入はリリース管理と役割を分けて捉える。
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