プロジェクトマネジメント

基本情報技術者試験見積技法」の問題

マネジメント系プロジェクトマネジメント計算問題難易度:normal
ある作業の所要日数を三点見積りで評価したところ、楽観値が6日、最可能値が14日、悲観値が30日であった。PERTで用いるこの作業の所要日数の標準偏差は何日か。
6日に相当すると考えられる
3日
5日
4日と算出される
正解
4日と算出される

PERTにおける作業の標準偏差はベータ分布の近似式σ=(悲観値p-楽観値o)/6で求める。本問では(30-6)/6=24/6=4日となる。標準偏差は最可能値mを用いず、両端の値の幅だけで決まる点が要点である。

?選択肢ごとの解説

ア ×6日は分母の6で割り忘れて差(30-6)を別処理した、あるいは分散と取り違えた場合などに生じる過大な誤りである。
イ ×3日は楽観値と最可能値の差(14-6)/6など、用いる二値を誤った場合に生じる誤りである。
ウ ×5日は計算過程の四捨五入や差の取り方を誤った場合に生じる値で、正しくは(30-6)/6=4である。
エ ○PERTにおける作業の標準偏差はベータ分布の近似式σ=(悲観値p-楽観値o)/6で求める。本問では(30-6)/6=24/6=4日となる。標準偏差は最可能値mを用いず、両端の値の幅だけで決まる点が要点である。

くわしく

PERTでは期待値が(o+4m+p)/6、標準偏差が(p-o)/6で求められる。期待値は最可能値に重みを置く加重平均だが、標準偏差は両端の幅にのみ依存し最可能値を使わない点が対照的である。標準偏差は見積りの不確実性(ばらつき)の大きさを表し、楽観と悲観の開きが大きいほど大きくなる。分散はその二乗σ²で、経路の合算時は分散を足して平方根を取る。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『標準偏差=(悲観-楽観)/6』『期待値=(o+4m+p)/6』の二式をセットで暗記する。

覚え方

標準偏差=『端と端の幅を6で割る』。ばらつきは両端の開きで決まると覚える。

よくある誤り

標準偏差の式に最可能値mを混ぜ込む誤りが多い。標準偏差は(p-o)/6で、mは期待値の計算にのみ用いる。

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