基本情報技術者試験「ステークホルダマネジメント」の問題
ステークホルダマネジメントにおいて、各ステークホルダを権限の大きさと関心の高さの二軸でマトリックスに分類し、それぞれへの関与の方針(重点的に管理する、満足させ続ける等)を決める分析手法はどれか。
アステークホルダ登録簿の更新
イRACIチャート
ウ権限・関心度グリッド
エプロジェクト憲章の作成
正解
ウ.権限・関心度グリッド
権限・関心度グリッド(パワー・関心度マトリックス)は、ステークホルダを『権限(影響力)』と『関心(関与度)』の二軸で4象限に分類し、各象限に応じて重点管理・満足維持・状況周知・監視といった関与方針を割り当てる手法である。設問の『二軸で分類し方針を決める』に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×ステークホルダ登録簿の更新は識別したステークホルダの情報を記録・最新化する作業であり、二軸での分類分析手法そのものではない。
イ ×RACIチャートは作業ごとに実行・説明責任・相談・報告の役割を割り当てる責任分担表で、ステークホルダの関与方針を二軸で決める手法ではない。
ウ ○権限・関心度グリッド(パワー・関心度マトリックス)は、ステークホルダを『権限(影響力)』と『関心(関与度)』の二軸で4象限に分類し、各象限に応じて重点管理・満足維持・状況周知・監視といった関与方針を割り当てる手法である。設問の『二軸で分類し方針を決める』に合致する。
エ ×プロジェクト憲章の作成はプロジェクトを正式に認可し概要を定める統合の活動であり、ステークホルダ分類の手法ではない。
✎くわしく
ステークホルダ分析では、限られた労力をどこに配分するかを決めるために分類が要る。権限・関心度グリッドはその代表で、高権限・高関心は重点管理、高権限・低関心は満足維持、低権限・高関心は状況周知、低権限・低関心は監視と方針が定まる。RACIは『作業の責任』、登録簿は『記録』と目的が異なる点で区別する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『権限』『関心』『二軸』『マトリックスで関与方針』とあれば権限・関心度グリッドと判断する。
覚え方
権限×関心の4マス=『偉くて関心ある人を最重点』とマトリックスの象限で覚える。
よくある誤り
役割分担表であるRACIと、関与方針を決めるグリッドを混同しがち。RACIは作業×担当、グリッドは権限×関心という軸の違いで見分ける。
プロジェクトマネジメントの他の問題
プロジェクトマネジメントにおいて、プロジェクトの作業を成果物単位で階層的に分解し、管理可能な大きさの作業(ワークパッケージ)…あるプロジェクトの作業を表すアローダイアグラムにおいて、作業A(3日)→作業C(4日)、作業B(5日)→作業C(4日)の順に…あるプロジェクトの進捗をEVMで評価したところ、ある時点でPV=400万円、EV=320万円、AC=360万円であった。この…プロジェクトで識別したリスクへの対応として、リスクが顕在化した場合の責任や影響の一部を保険契約や外部委託によって第三者へ移す…プロジェクトマネジメントの知識エリアにおいて、プロジェクトの各要素(範囲・日程・コスト・品質など)を矛盾なく調和させ、変更要…プロジェクトの実行中に、正式な変更管理の手続を経ないまま、依頼や追加要望が少しずつ取り込まれて作業範囲が当初計画より膨らんで…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0033