基本情報技術者試験「情報システム投資評価」の問題
情報システム投資の評価において、システム導入による効果を金額換算しにくい定性的効果として、最も適切なものはどれか。
ア帳票の電子化により削減できた、年間の用紙代と印刷費用および外部委託していた印刷外注費の合計額
イ問合せ対応の迅速化による顧客満足度や企業イメージの向上
ウ作業自動化により削減できた残業時間に相当する人件費
エ在庫の適正化によって圧縮できた在庫保有金額
正解
イ.問合せ対応の迅速化による顧客満足度や企業イメージの向上
情報システム投資の効果は、金額で測れる定量的効果と、金額換算が難しい定性的効果に分けられる。顧客満足度や企業イメージ、従業員の働きやすさなどは直接の金額算定が困難な定性的効果であり、題幹の条件に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×削減できた用紙・印刷費用は明確に金額で表せる定量的効果であり、定性的効果ではない。
イ ○情報システム投資の効果は、金額で測れる定量的効果と、金額換算が難しい定性的効果に分けられる。顧客満足度や企業イメージ、従業員の働きやすさなどは直接の金額算定が困難な定性的効果であり、題幹の条件に合致する。
ウ ×削減残業時間に相当する人件費は金額換算可能な定量的効果に分類される。
エ ×圧縮できた在庫保有金額は金額で直接測れる定量的効果である。
✎くわしく
投資評価ではROIやNPV、回収期間法などで定量効果を測る一方、定性的効果は評価が難しいためKPI化や代理指標(顧客満足度スコア等)で可視化する工夫が必要となる。定量・定性の両面を総合してシステム化の妥当性を判断する点が実務上の要である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『金額に直しにくいか』で判定する。満足度・イメージ・モチベーションは定性、費用削減・在庫圧縮は定量と覚える。
覚え方
『お金で測れない満足は定性、円で書ける節約は定量』と対で覚える。
よくある誤り
『効果はすべて金額で測れる』と考え、定性的効果を軽視する。逆に削減費用のような明確な金額効果を定性に分類する誤りも多い。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0162