システム戦略

基本情報技術者試験BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)」の問題

ストラテジ系システム戦略難易度:normal
BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)に関する記述として、適切なものはどれか。
既存の業務手順や組織をいったん白紙に戻し、外部へ委託せず自社内だけでプロセスを抜本的に設計し直して劇的に効率を高めること。
情報システムの開発と運用だけを外部の専門業者に委託し、業務処理は自社で行うこと。
給与計算やコールセンタなど特定の業務プロセスを一括して外部の専門業者へ継続的に委託すること。
複数企業が出資して新会社を設立し、共同で新規事業を運営すること。
正解
給与計算やコールセンタなど特定の業務プロセスを一括して外部の専門業者へ継続的に委託すること。

BPOは、自社の非中核的な業務プロセス(経理・給与計算・コールセンタ・受発注処理など)をその運営ごと外部の専門業者へ継続的に委託する形態である。委託元はコア業務に資源を集中でき、委託先の専門性と規模により効率化を図る。題幹の『特定の業務プロセスを一括して継続委託』が定義に合致する。

?選択肢ごとの解説

ア ×業務を白紙から自社で再設計するのはBPRであり、外部委託を本質とするBPOとは異なる。
イ ×情報システムの開発・運用だけを委託するのはITアウトソーシング(ITO)で、業務プロセス全体を委ねるBPOより範囲が狭い。
ウ ○BPOは、自社の非中核的な業務プロセス(経理・給与計算・コールセンタ・受発注処理など)をその運営ごと外部の専門業者へ継続的に委託する形態である。委託元はコア業務に資源を集中でき、委託先の専門性と規模により効率化を図る。題幹の『特定の業務プロセスを一括して継続委託』が定義に合致する。
エ ×複数企業が出資し新会社で共同運営するのは合弁会社(ジョイントベンチャー)で、委託形態のBPOとは別概念である。

くわしく

アウトソーシングはITに限定したITOと業務プロセス全体を委ねるBPOに大別される。BPOはコアコンピタンスへの集中と変動費化を狙う一方、業務ノウハウの空洞化や委託先の管理・SLAの設定が課題となる。シェアードサービスとの違い(社外委託か社内集約か)も整理しておきたい。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『業務プロセスを丸ごと外部へ継続委託』ならBPO。『システムだけ委託』はITO、『自社で再設計』はBPR、と切り分ける。

覚え方

『BPO=Business Process(業務工程)ごと外に出す』と頭文字で覚える。

よくある誤り

BPOとITアウトソーシングを混同する。ITだけならITO、業務プロセスそのものを運営ごと委ねるならBPO、と委託範囲で区別する。

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