基本情報技術者試験「SOA(サービス指向アーキテクチャ)」の問題
SOA(サービス指向アーキテクチャ)の考え方の説明として、適切なものはどれか。
ア全業務を単一の巨大なプログラムとして一体で構築し、機能間の境界を設けず内部結合を強めて処理速度だけを最優先する。
イ個々の業務処理を再利用できる単位に切り出し、標準の接続口でつなぎ替えて柔軟に組み立てられるようにする。
ウ利用者の端末に処理を集約し、サーバを介さずに業務処理を完結させて通信量を削減する。
エデータを表計算ソフトのファイルで個別に保持し、部門ごとに独立して管理する。
正解
イ.個々の業務処理を再利用できる単位に切り出し、標準の接続口でつなぎ替えて柔軟に組み立てられるようにする。
SOAは、受注処理や在庫照会などの業務機能を再利用可能な独立した『サービス』単位で実装し、標準的なインタフェースで連携・組合せできるようにする考え方である。業務変更への追随やシステム間連携を容易にする点が本質で、題幹に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×全業務を一体の巨大プログラムにするのはモノリシックな構造で、処理単位を切り出してつなぐ本問とは正反対である。
イ ○SOAは、受注処理や在庫照会などの業務機能を再利用可能な独立した『サービス』単位で実装し、標準的なインタフェースで連携・組合せできるようにする考え方である。業務変更への追随やシステム間連携を容易にする点が本質で、題幹に一致する。
ウ ×端末側に処理を集約しサーバを介さない構成は本問の定義ではなく、処理単位の連携という発想を欠いている。
エ ×データを表計算ファイルで部門別に保持するのは個別管理であり、処理単位として共有・再利用する本問と相いれない。
✎くわしく
SOAはサービスを疎結合に連携させることで再利用性と変更容易性を高める。ESB(エンタープライズサービスバス)やWebサービス(SOAP/REST)が実装手段となる。近年のマイクロサービスはSOAの考え方をより小さな粒度・自律配備で発展させたものと位置づけられる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『業務機能を独立した部品(サービス)として再利用・組合せ』というキーワードが出たらSOAを選ぶ。一体化・端末集約・個別管理は誤り。
覚え方
『SOA=Service(サービス)で組み立てるレゴ』と部品を組み合わせるイメージで覚える。
よくある誤り
SOAを特定の製品や通信プロトコルと混同する。SOAは『業務機能をサービス部品として組み合わせる』設計思想である点を押さえる。
システム戦略の他の問題
既存の業務手順や組織を前提とせず、業務プロセスを抜本的に再設計して劇的な効率向上を目指す経営手法はどれか。顧客との接点や取引履歴の情報を一元管理し、顧客満足度の向上と長期的な関係構築を通じて収益拡大を図る経営手法・システムはどれか…企業内に蓄積された大量のデータを目的別に整理して保管し、多角的に分析して経営の意思決定に役立てる仕組みとして、適切なものはど…エンタープライズアーキテクチャ(EA)は組織全体の業務とシステムを最適化するために体系を複数の階層でとらえる。このうち、業務…ソフトウェアの企画から開発・運用・保守、廃棄に至るライフサイクル全体について、作業内容や用語を共通化し、取得者と供給者が認識…業務プロセスを、作業や判断、開始・終了、それらをつなぐ流れなどの図記号を用いて統一的な記法で表現し、関係者間で業務の流れを共…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0158