基本情報技術者試験「エッジコンピューティング」の問題
動作を生み出すアクチュエータのような素子の話ではなく、多数のIoT機器が生成する大量のデータを、すべてクラウドへ送らず、機器に近い場所に配置した処理装置で行うことにより、応答の遅延や通信量を抑える方式を表す用語はどれか。
アM2M
イセンサ
ウアクチュエータ
エエッジコンピューティング
正解
エ.エッジコンピューティング
エッジコンピューティングは、IoT機器が生む大量のデータをすべてクラウドへ送らず、機器に近い『エッジ』側の処理装置で分散処理する方式である。これにより通信の遅延短縮・ネットワーク負荷軽減・即時応答を実現する。題幹の『機器に近い場所で処理し遅延と通信量を抑える』に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×M2M(Machine to Machine)は機器どうしが人を介さず直接通信して連携する仕組みで、処理を端末近傍に置く話とは観点が異なる。
イ ×センサは温度や光などの物理的な刺激を検知して電気信号に変換する入力素子で、データ処理の配置を表す概念ではない。
ウ ×アクチュエータは電気信号を受けて物理的な動作を生み出す出力素子で、処理場所を端末近くに置くこととは無関係である。
エ ○エッジコンピューティングは、IoT機器が生む大量のデータをすべてクラウドへ送らず、機器に近い『エッジ』側の処理装置で分散処理する方式である。これにより通信の遅延短縮・ネットワーク負荷軽減・即時応答を実現する。題幹の『機器に近い場所で処理し遅延と通信量を抑える』に一致する。
✎くわしく
IoTでは膨大なデータが発生するため、すべてをクラウドに集約すると遅延と帯域圧迫が生じる。エッジで一次処理・フィルタリングを行い、必要なデータだけをクラウドへ送るクラウド連携(クラウド・エッジの分担)が一般的である。センサ(入力)→処理(エッジ/クラウド)→アクチュエータ(出力)という制御の流れの中で、処理の置き場所を最適化する考え方である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『機器の近く(エッジ)で処理』『遅延・通信量の削減』が出たらエッジコンピューティング。機器間通信ならM2M、入力素子ならセンサ、出力素子ならアクチュエータ。
覚え方
『エッジ=端。クラウドの中央でなく端っこで先に処理する』と位置のイメージで覚える。
よくある誤り
M2Mやセンサ・アクチュエータと混同する。エッジコンピューティングは『通信形態』や『素子』ではなく『データ処理をどこで行うか(配置)』に関する概念である点を区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0156