基本情報技術者試験「流通情報システム」の問題
小売業のPOSシステムが果たす主要な役割の説明として、適切なものはどれか。
ア店舗から仕入先へ発注データを通信回線で自動送信することにより、日々の発注業務を効率化する。
イ商品に貼付したICタグを電波で一括読み取りし、物流の所在を追跡する。
ウ商品販売時点で単品ごとの売上データを収集し、売れ筋分析や在庫管理に活用する。
エ複数店舗の会計データを締め後に手集計し、月次の売上を事後的に把握する。
正解
ウ.商品販売時点で単品ごとの売上データを収集し、売れ筋分析や在庫管理に活用する。
POS(Point of Sales:販売時点情報管理)システムは、レジでの会計時に商品コードを読み取り、いつ・何が・いくつ売れたかという単品レベルの販売データをその場で収集する。これにより売れ筋・死に筋の分析や在庫補充に活用でき、題幹の説明に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×発注データを仕入先へ自動送信して発注を効率化するのはEOS(電子発注システム)の役割であり、POSとは別機能である。
イ ×ICタグを電波で一括読み取りして所在を追跡するのはRFIDの説明で、POSの販売データ収集とは異なる。
ウ ○POS(Point of Sales:販売時点情報管理)システムは、レジでの会計時に商品コードを読み取り、いつ・何が・いくつ売れたかという単品レベルの販売データをその場で収集する。これにより売れ筋・死に筋の分析や在庫補充に活用でき、題幹の説明に一致する。
エ ×締め後の手集計による月次把握はPOS導入以前の運用で、販売時点でリアルタイムに収集するPOSの特徴と矛盾する。
✎くわしく
POSは単品管理を可能にし、収集データはマーケティングや需要予測、自動発注の基礎となる。EOSがPOSの在庫データと連動すれば、売れた分を自動発注する仕組みへ発展する。POS=販売時点の情報収集、EOS=発注の電子化、と役割を分けて理解することが要点である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『販売時点』『単品売上の収集』『売れ筋分析』が出たらPOS。『発注データの送信』ならEOSを選ぶ。
覚え方
『POS=Point of Sales=売る点で記録、EOS=Electronic Ordering=電子で発注』と頭文字で役割分担を覚える。
よくある誤り
POSとEOSを混同し、POSに発注機能があると誤る。POSは『売れた情報の収集』、EOSは『発注の送信』が本来の役割。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0151