基本情報技術者試験「スマートグリッド」の問題
スマートグリッドの特徴を最もよく表している記述はどれか。
ア発電所から需要家へ電力を一方向に送るだけで、需要側の状況は計測しない従来型送電網である。
イIT技術と双方向通信で電力の需要と供給を計測・制御し、再生可能エネルギーも含め効率的に運用する。
ウインターネット上のコンテンツを利用者の近くの拠点から配信し、通信の遅延を減らす仕組みである。
エ複数のサーバを束ねて一台のように扱い、処理能力を柔軟に拡張する分散処理基盤である。
正解
イ.IT技術と双方向通信で電力の需要と供給を計測・制御し、再生可能エネルギーも含め効率的に運用する。
スマートグリッドは、IT技術とスマートメータなどによる双方向通信を活用して、電力の需要と供給をリアルタイムに計測・制御する次世代送電網である。出力が変動する太陽光・風力など再生可能エネルギーも取り込み、効率的で安定した電力運用を実現する。題幹の説明に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×発電所から一方向に送るだけで需要側を計測しないのは従来型の送電網であり、双方向で制御するスマートグリッドの特徴と正反対である。
イ ○スマートグリッドは、IT技術とスマートメータなどによる双方向通信を活用して、電力の需要と供給をリアルタイムに計測・制御する次世代送電網である。出力が変動する太陽光・風力など再生可能エネルギーも取り込み、効率的で安定した電力運用を実現する。題幹の説明に一致する。
ウ ×利用者の近くの拠点からコンテンツを配信して遅延を減らすのはCDNの説明で、電力網であるスマートグリッドとは分野が異なる。
エ ×複数サーバを束ねて柔軟に拡張するのはクラスタリングやクラウドの分散処理の話で、電力制御とは無関係である。
✎くわしく
スマートグリッドはスマートメータ・蓄電池・分散電源・デマンドレスポンスなどを統合し、需給バランスを最適化する。再生可能エネルギーの変動を吸収し、ピーク需要の抑制や停電復旧の効率化に寄与する。IoTやビッグデータ解析を電力インフラへ応用した代表例として位置づけられる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『電力』『双方向通信』『需給の計測・制御』『再生可能エネルギー』が出たらスマートグリッド。コンテンツ配信ならCDN。
覚え方
『スマートグリッド=賢い電力網。電気を双方向に見える化して最適化』と電力に結びつけて覚える。
よくある誤り
名称の『スマート』からITやネットワークの一般技術(CDN・クラウド)と混同する。対象が『電力網の需給制御』である点を必ず確認する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0154