基本情報技術者試験「技術ロードマップ」の問題
技術ロードマップの説明として、適切なものはどれか。
ア市場・製品・技術の目標を時間軸に沿って関連づけ、将来の技術開発の道筋を示す計画図である。
イプロジェクトの作業を細分化し、各作業の依存関係と所要日数を矢印で表した日程の網である。
ウシステムを構成するハードウェアやソフトウェアの物理的な接続関係を表した構成図である。
エ業務プロセスの流れを記号で表し、処理や判断の順序を示した手順の流れ図である。
正解
ア.市場・製品・技術の目標を時間軸に沿って関連づけ、将来の技術開発の道筋を示す計画図である。
技術ロードマップは、市場ニーズ・製品計画・要素技術を時間軸(短期〜長期)に沿って対応づけ、いつどの技術を確立し製品へ反映するかという開発の道筋を可視化する計画図である。題幹の『時間軸に沿って関連づけ将来の道筋を示す』が定義に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ○技術ロードマップは、市場ニーズ・製品計画・要素技術を時間軸(短期〜長期)に沿って対応づけ、いつどの技術を確立し製品へ反映するかという開発の道筋を可視化する計画図である。題幹の『時間軸に沿って関連づけ将来の道筋を示す』が定義に一致する。
イ ×作業の依存関係と所要日数を矢印で表すのはアローダイアグラム(PERT図)で、日程管理の手法であり技術計画の図ではない。
ウ ×ハードウェア・ソフトの物理的接続を表すのは構成図(システム構成図)で、時間軸での技術計画とは目的が異なる。
エ ×処理や判断の順序を記号で表すのはフローチャートで、業務手順の表現であり技術ロードマップではない。
✎くわしく
技術ロードマップは、市場・製品・技術の各レイヤを時間軸で縦に並べ、相互の依存と達成目標を結びつける。研究開発の優先順位づけや投資判断、関係部門の認識共有に役立ち、MOTの中で将来の技術獲得計画を描くツールとして位置づけられる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『市場・製品・技術を時間軸で関連づける将来計画』とあれば技術ロードマップ。作業日程・物理構成・処理手順の図は別物。
覚え方
『ロードマップ=未来への道路地図。いつどの技術に到達するか』と道のりのイメージで覚える。
よくある誤り
アローダイアグラムやガントチャートなど日程管理の図と混同する。技術ロードマップは『何の技術をいつ確立するか』という中長期の技術計画である点が異なる。
技術戦略マネジメントの他の問題
新技術や新製品の普及過程で、初期採用者を中心とする初期市場と、実利を重視する多数派の主流市場との間に存在する、需要が伸び悩む…MOT(技術経営)の考え方を最もよく表している記述はどれか。複数の技術の融合化や新製品の創出ではなく、製造工程や業務手順そのものを革新して生産性やコストを大幅に改善する技術革新を何と呼…利用者増による価値向上(ネットワーク外部性)とは別の論点として、優良企業が既存顧客の声に応えて持続的な性能改善に注力するあま…技術開発から事業化に至る過程で複数の障壁があるとされるが、市場での生存競争を指すダーウィンの海より前、基礎研究の成果が製品開…社内で完結させるクローズドイノベーションとは対照的に、他社や大学などの外部の知識・技術を積極的に取り込み、また自社技術を外部…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0149