基本情報技術者試験「イノベーション」の問題
新技術や新製品の普及過程で、初期採用者を中心とする初期市場と、実利を重視する多数派の主流市場との間に存在する、需要が伸び悩む深い溝を表す用語はどれか。
アデスバレー
イキャズム
ウ技術のSカーブ
エ魔の川
正解
イ.キャズム
キャズムは、革新性を求める初期採用者層と実利を求めるアーリーマジョリティ層の価値観の断絶から生じる需要の溝を指す。ここを越えられるかが本格普及の分岐点となる。
?選択肢ごとの解説
ア ×デスバレー(死の谷)は開発と事業化の間で資金が不足する段階を指し、普及段階の溝ではない。
イ ○キャズムは、革新性を求める初期採用者層と実利を求めるアーリーマジョリティ層の価値観の断絶から生じる需要の溝を指す。ここを越えられるかが本格普及の分岐点となる。
ウ ×技術のSカーブの停滞は技術性能の成熟限界を表すもので、市場普及の溝とは別概念である。
エ ×魔の川は研究から開発へ移れない障壁を指し、市場での普及段階より前の段階を表す。
✎くわしく
イノベーター理論は採用者をイノベーター・アーリーアダプター・アーリーマジョリティ・レイトマジョリティ・ラガードに分類する。キャズムはアーリーアダプターとアーリーマジョリティの間に生じる。一方、魔の川・死の谷・ダーウィンの海は研究→開発→事業化→市場の各段階の障壁である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『初期市場と主流市場の間』という語が出たらキャズム。研究・開発・事業化の語が出たら魔の川・死の谷・ダーウィンの海を疑う。
覚え方
『キャズム=普及のクレバス(谷)、マジョリティ手前で落ちる』と崖のイメージで覚える。
よくある誤り
普及段階(キャズム)と事業化段階(死の谷・魔の川)の溝を混同する。市場側の話か開発側の話かを区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0007