法務

基本情報技術者試験製造物責任法(PL法)」の問題

ストラテジ系法務難易度:normal
製造物責任法(PL法)に関する記述として、適切なものはどれか。
製造物の欠陥により人の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等は過失がなくても損害賠償責任を負う。
被害者は製造業者の故意または過失を立証しなければ、損害賠償を請求できない。
欠陥のない製造物であっても、損害が発生した事実だけで製造業者は責任を負う。
製造または加工された動産だけでなく、無形のサービスや未加工の農林水産物も、例外なくすべてPL法でいう製造物に含まれる。
正解
製造物の欠陥により人の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等は過失がなくても損害賠償責任を負う。

製造物責任法(PL法)は、製造物の『欠陥』によって人の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等は過失の有無を問わず損害賠償責任を負う(無過失責任)と定める。被害者は過失の立証が不要で欠陥の立証で足りる点が特徴で、題幹のアが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ○製造物責任法(PL法)は、製造物の『欠陥』によって人の生命・身体・財産に損害が生じた場合、製造業者等は過失の有無を問わず損害賠償責任を負う(無過失責任)と定める。被害者は過失の立証が不要で欠陥の立証で足りる点が特徴で、題幹のアが正しい。
イ ×PL法では被害者は製造業者の故意・過失を立証する必要がなく、欠陥の存在を立証すればよいため誤り。
ウ ×PL法の責任は『欠陥』の存在が前提であり、欠陥がなければ損害発生の事実だけでは責任を負わないため誤り。
エ ×PL法の製造物は『製造または加工された動産』であり、無形のサービスや未加工の農林水産物は原則対象外である。

くわしく

民法の不法行為責任が加害者の故意・過失の立証を要する(過失責任)のに対し、PL法は被害者保護のため過失の立証を不要とする無過失責任を採る。これにより立証負担が『過失』から『欠陥』へ移る点が制度の核心である。対象はソフトウェア単体ではなく、組み込まれた製造物が問題となる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

PL法は『欠陥+無過失責任+製造物(動産)』が核。過失の立証が必要と書かれていれば誤りを疑う。

覚え方

『PL=Product Liability。過失でなく欠陥で問う』と頭文字と要件を結びつける。

よくある誤り

『欠陥がなくても損害が出れば責任』と捉える。あくまで欠陥が要件で、欠陥がなければ責任は生じない。

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