法務

基本情報技術者試験産業財産権」の問題

ストラテジ系法務難易度:easy
物品の形状・模様・色彩など、視覚を通じて美感を起こさせる工業デザインを保護する産業財産権はどれか。
高度な技術的思想(発明)を守る特許権
物品の構造に関する考案を守る実用新案権
出所を示す目印を守る商標権
製品の見た目の美しさを守る意匠権
正解
製品の見た目の美しさを守る意匠権

意匠権は、物品の形状・模様・色彩またはこれらの結合であって視覚を通じて美感を起こさせるデザインを保護する権利である。題幹が示す『工業デザイン・外観の美感』はまさに意匠権の保護対象に一致する。

?選択肢ごとの解説

ア ×特許権は自然法則を利用した技術的思想(発明)を保護する権利で、外観デザインそのものは対象としない。
イ ×実用新案権は物品の構造・形状に関する考案を保護するが、技術的アイデアの保護であって美感を目的としない。
ウ ×商標権は商品やサービスの出所を示す目印(マーク)を保護する権利で、デザインの美感保護とは目的が異なる。
エ ○意匠権は、物品の形状・模様・色彩またはこれらの結合であって視覚を通じて美感を起こさせるデザインを保護する権利である。題幹が示す『工業デザイン・外観の美感』はまさに意匠権の保護対象に一致する。

くわしく

産業財産権は特許権(発明)・実用新案権(考案)・意匠権(デザイン)・商標権(標識)の四つから成り、いずれも特許庁への出願と登録を要する方式主義である。特許と実用新案は技術、意匠は外観、商標は出所表示と保護の切り口が異なり、商標権だけは更新により半永久的に存続できる点も特徴である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『発明=特許』『考案=実用新案』『デザイン=意匠』『マーク=商標』と保護対象を一対一で対応づけて読む。

覚え方

『意匠=イメージ(見た目)、商標=しるし(マーク)』と語感で対比して覚える。

よくある誤り

意匠と商標を『見た目を守る』で混同する。意匠は物品のデザインそのもの、商標は出所を示すマークと、守る目的の違いで区別する。

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