法務

基本情報技術者試験特許の要件」の問題

ストラテジ系法務難易度:normal
発明が特許を受けるための要件に関する記述として、適切なものはどれか。
出願前に既に公然と知られている発明であっても、有用であれば特許を受けられる。
自然法則を利用しない、人為的な取決めや計算方法そのものでも特許の対象となる。
産業上利用でき、出願前に公知でない新規性と、容易に発明できない進歩性を備える必要がある。
同一の発明が複数出願された場合は、先に発明した者が出願時期にかかわらず特許を受ける。
正解
産業上利用でき、出願前に公知でない新規性と、容易に発明できない進歩性を備える必要がある。

特許を受けるには、産業上利用できる発明であること(産業上の利用可能性)、出願前に公然と知られていないこと(新規性)、その分野の通常の技術者が容易に発明できないこと(進歩性)が必要である。題幹のウはこれらの中核要件を正しく述べている。

?選択肢ごとの解説

ア ×出願前に公然知られた発明は新規性を欠き、有用であっても特許を受けられないため誤り。
イ ×特許の対象は自然法則を利用した技術的思想の創作であり、自然法則を利用しない取決めや計算方法そのものは対象外である。
ウ ○特許を受けるには、産業上利用できる発明であること(産業上の利用可能性)、出願前に公然と知られていないこと(新規性)、その分野の通常の技術者が容易に発明できないこと(進歩性)が必要である。題幹のウはこれらの中核要件を正しく述べている。
エ ×日本は先願主義を採り、先に出願した者が権利を得る。先に発明した者を優先するのは先発明主義で誤り。

くわしく

特許要件は『産業上の利用可能性・新規性・進歩性』が三本柱で、加えて先願主義と公序良俗違反でないことが問われる。新規性は客観的な公知の有無、進歩性は『容易に思いつくか』という質的判断である点を区別すると理解しやすい。

本番での押さえどころ

試験のコツ

特許要件は『利用可能性・新規性・進歩性』を即答できるようにする。『先に発明』とあれば先願主義に照らし誤りを疑う。

覚え方

『使えて・新しくて・容易でない』の三拍子で特許要件を覚える。

よくある誤り

先発明主義(先に発明した人が勝つ)と思い込む。日本を含む多くの国は先願主義で、出願の早さが決め手である。

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