アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験ループ」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:normal
次の手続 fact は、1 から n までの積(階乗 n!)を返すことを意図している。n=5 のとき正しく 120 を返すよう、空欄 [ a ] に入れる更新式として適切なものはどれか。
○整数型: fact(整数型: n)
  整数型: f ← 1
  整数型: i ← 1
  while (i ≦ n)
    [ a ]
    i ← i + 1
  endwhile
  return f
f ← f × i
f ← i
f ← f × 2
f ← f × (i + 1)
正解
f ← f × i

階乗は f に i を順に掛けて積み上げる。f ← f × i で f=1→1→2→6→24→120 となり 5!=120 が得られるため アが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ○階乗は f に i を順に掛けて積み上げる。f ← f × i で f=1→1→2→6→24→120 となり 5!=120 が得られるため アが正しい。
イ ×f ← i は f を毎回 i で上書きするだけで積にならず、最後の i=5 がそのまま残って 5 となる誤りである。
ウ ×f ← f × 2 は i に関係なく 2 倍を繰り返し 2^5=32 となる、掛ける値を取り違えた誤りである。
エ ×f ← f × (i + 1) では 2×3×4×5×6=720 と各因数が 1 ずつずれ、6! の一部に相当する off-by-one の誤りである。

くわしく

累積積では『何を掛けるか』が決定的である。現在のカウンタ i をそのまま掛けるのが階乗の定義であり、i+1 にすると因数が全体的にずれる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

i が 1,2,…,n と進むことを確認し、その i 自身を掛けるのが階乗だと押さえる。

覚え方

『階乗は今の番号をそのまま掛ける』と覚える。

よくある誤り

f × (i+1) として因数を 1 ずらす、または上書き代入にして積にならないミスが多い。

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