アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験数値演算」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:normal
次の擬似言語は 2 つの正整数 a, b の最小公倍数を、最大公約数を用いて求める手続である。手続 gcd は最大公約数を返すものとし、「÷ の商」は整数除算を表す。lcm(12, 45) を実行したとき、戻り値はどれか。
○整数型: lcm(整数型: a, 整数型: b)
  整数型: g ← gcd(a, b)
  return (a ÷ g) の商 × b
03
540
57
180
正解
180

最小公倍数は a×b÷gcd(a,b) で求まる。本手続は先に a÷g=4 を計算し b を掛けるので 4×45=180 となり、12 と 45 の最小公倍数 180 に一致するため エが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ×最大公約数 gcd(12,45)=3 をそのまま返した、最小公倍数と最大公約数を取り違えた誤りである。
イ ×g で割らずに a×b=12×45=540 を求めた、gcd で割る手順を飛ばした誤りである。
ウ ×a と b を単純に加算 12+45=57 とした、乗算ではなく加算と取り違えた誤りである。
エ ○最小公倍数は a×b÷gcd(a,b) で求まる。本手続は先に a÷g=4 を計算し b を掛けるので 4×45=180 となり、12 と 45 の最小公倍数 180 に一致するため エが正しい。

くわしく

lcm(a,b)=a×b÷gcd(a,b) の関係が核心である。先に割ってから掛けることでオーバーフローを抑えられる。gcd を正しく求められないと結果全体が崩れる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

小さい数で a×b÷gcd を手計算し、選択肢の値と照合する。

覚え方

『2 数の積を最大公約数で割れば最小公倍数』と公式で覚える。

よくある誤り

最小公倍数と最大公約数の取り違え、gcd で割り忘れて積をそのまま返すミスが多い。

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