アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験文字列処理」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:normal
2 つの文字型配列 a, b を辞書順で比較し、a が b より小さければ -1、大きければ 1、等しければ 0 を返す次の手続に、a = {'c','a','t'}, b = {'c','a','r'}(ともに要素数 3、英小文字、添字は 1 から)を与えて実行したとき、戻り値はどれか。ord(c) は 'a'→1, …, 'z'→26 を返す関数とする。
○整数型: compare(文字型の配列: a, 文字型の配列: b)
  整数型: i ← 1
  while (i ≦ aの要素数 かつ i ≦ bの要素数)
    if (ord(a[i]) < ord(b[i]))
      return -1
    elseif (ord(a[i]) > ord(b[i]))
      return 1
    endif
    i ← i + 1
  endwhile
  if (aの要素数 < bの要素数)
    return -1
  elseif (aの要素数 > bの要素数)
    return 1
  endif
  return 0
-1(a が小さい)
1(a が大きい)
0(等しい)
3 である
正解
1(a が大きい)

先頭 'c'='c'、2 文字目 'a'='a' で進み、3 文字目で a[3]='t'(20) > b[3]='r'(18) となる。最初に差が出た位置で a が大きいため 1 を返し イが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ×a が小さいと誤判定して -1 としたが、差が出る 3 文字目では a の文字コードの方が大きいため -1 にはならない。
イ ○先頭 'c'='c'、2 文字目 'a'='a' で進み、3 文字目で a[3]='t'(20) > b[3]='r'(18) となる。最初に差が出た位置で a が大きいため 1 を返し イが正しい。
ウ ×両者が等しいと誤認して 0 としたが、3 文字目で 't' と 'r' が異なるため 0 にはならない。
エ ×要素数 3 を戻り値と取り違えた誤りで、本手続は比較結果 -1/0/1 のいずれかを返す。

くわしく

辞書順比較は先頭から 1 文字ずつ文字コードを比べ、最初に差が出た位置で勝敗が決まる。差が出ない限り進み、片方が尽きれば長さで決する点が要である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

先頭から走査し、最初に異なる文字の大小だけで結論を出す。

覚え方

『最初に違った文字で勝負が決まる』と辞書引きの感覚で覚える。

よくある誤り

末尾だけを比べたり、最初の不一致位置で打ち切らず全体を見て誤判定するミスが多い。

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