アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験探索」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:hard
次の手続 kthSmallest は、配列 arr を選択ソートと同じ要領で小さい順に k 回だけ確定させ、k 番目に小さい値を返す。arr = {37, 12, 58, 29, 41, 8, 23}(要素数 7、添字は 1 から)、k = 3 を与えて実行したとき、戻り値はどれか。
○整数型: kthSmallest(整数型の配列: arr, 整数型: k)
  整数型: i, j, minPos, tmp
  for (i を 1 から k まで 1 ずつ増やす)
    minPos ← i
    for (j を i + 1 から arrの要素数 まで 1 ずつ増やす)
      if (arr[j] < arr[minPos])
        minPos ← j
      endif
    endfor
    tmp ← arr[i]
    arr[i] ← arr[minPos]
    arr[minPos] ← tmp
  endfor
  return arr[k]
23
290
12
58
正解
23

外側ループを k=3 回だけ回し、各回で未確定部分の最小値を先頭へ送る。確定する値は 8(1 番目)、12(2 番目)、23(3 番目)であり arr[3]=23 を返すため アが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ○外側ループを k=3 回だけ回し、各回で未確定部分の最小値を先頭へ送る。確定する値は 8(1 番目)、12(2 番目)、23(3 番目)であり arr[3]=23 を返すため アが正しい。
イ ×3 番目に小さい値 23 ではなく桁を膨らませた 290 とした、配列値と無関係な数値を選んだ誤りである。
ウ ×最小値(1 番目に小さい値)8 ではなく 2 番目の 12 を答えており、k の数え方を 1 つずらした誤りである。
エ ×最大値に近い 58 を選んでおり、k 番目に『大きい』値と取り違えた誤りである。

くわしく

k 番目に小さい値は、選択ソートを途中で打ち切る部分整列で求められる。全体を整列せずとも先頭 k 個を確定させれば足りる点が効率上の核心である。k の数え始め(1 番目=最小)を正しく把握する必要がある。

本番での押さえどころ

試験のコツ

小さい順に並べた仮想列を書き、左から k 番目を読む。全整列は不要と理解する。

覚え方

『小さい順に k 個だけ確定させれば答え』と覚える。

よくある誤り

k を 0 始まりと誤って 1 つずれる、または k 番目に大きい値と取り違えるミスが多い。

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