アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験木構造」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:hard
空の 2 分探索木に対して、50, 30, 70, 20, 60 の順に値を挿入した。次の擬似言語に従ってさらに値 65 を挿入したとき、65 を子としてもつ親ノードの値はどれか。挿入規則は「値が現ノードより小さければ左、大きければ右へ進み、進んだ先が空ならそこに挿入する」である。
○手続: insert(ノード: root, 整数型: v)
  ノード: cur ← root
  while (true)
    if (v < cur.値)
      if (cur.左 が 空)
        cur.左 ← 新ノード(v); return
      endif
      cur ← cur.左
    else
      if (cur.右 が 空)
        cur.右 ← 新ノード(v); return
      endif
      cur ← cur.右
    endif
  endwhile
50
70
30
60
正解
60

挿入経路は 50→(65>50 で右)70→(65<70 で左)60→(65>60 で右、空)となる。最後に止まった 60 の右に挿入されるため親は 60 であり エが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ×根 50 でいきなり挿入されると誤認したもので、50 の右はすでに 70 が存在するため空ではない。
イ ×70 の左がすでに 60 で埋まっていることを見落とし、70 を親とした誤りである。
ウ ×65>50 で右へ進むべきところを左(30 側)へ進んだ、比較の向きを取り違えた誤りである。
エ ○挿入経路は 50→(65>50 で右)70→(65<70 で左)60→(65>60 で右、空)となる。最後に止まった 60 の右に挿入されるため親は 60 であり エが正しい。

くわしく

2 分探索木の挿入は根から比較を繰り返し『空の子』に到達して初めて挿入する。既存ノードの配置(どの子が埋まっているか)を正しく把握することが経路決定の鍵である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

まず挿入済みの木を図に起こし、新しい値を根から比較して空の子に着地するまで指でたどる。

覚え方

『小さければ左、大きければ右、空に着いたら置く』を唱えながら根からたどる。

よくある誤り

既存ノードの左右どちらが埋まっているかを誤認し、途中で止まってしまうミスが多い。

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