アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験文字列処理」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:hard
次の擬似言語はシーザー暗号で英小文字を 3 文字後ろへずらす手続である。各文字の 0 起算の番号('a'=0, 'b'=1, …, 'z'=25)に 3 を足し 26 で割った余りを新しい番号とする。s = {'x','y','z'}(要素数 3、添字は 1 から)を与えて実行したとき、戻り値となる文字列はどれか。
○文字列型: caesar(文字型の配列: s)
  文字列型: out ← ""
  整数型: i, code
  for (i を 1 から sの要素数 まで 1 ずつ増やす)
    code ← (s[i] の番号 + 3) mod 26
    out ← out + 番号 code の文字
  endfor
  return out
"uvw"
"abc"
"xy"
"abcz"
正解
"abc"

各文字の番号に 3 を足し 26 の剰余をとる。'x'(23)→0→'a'、'y'(24)→1→'b'、'z'(25)→2→'c' となり "abc" を返すため イが正しい。mod 26 により 'z' の先が 'a' に戻る。

?選択肢ごとの解説

ア ×3 文字前へずらす(−3)と取り違えた結果で、シフト方向を逆にした誤りである。'x'→'u' となる。
イ ○各文字の番号に 3 を足し 26 の剰余をとる。'x'(23)→0→'a'、'y'(24)→1→'b'、'z'(25)→2→'c' となり "abc" を返すため イが正しい。mod 26 により 'z' の先が 'a' に戻る。
ウ ×3 文字のうち 2 文字しか出力せず途中でループを打ち切った、走査範囲を取り違えた誤りである。
エ ×mod 26 の回り込みを誤り 'z'→'a' のあと余分に元の 'z' を残すなどして 4 文字にした、長さの誤りである。

くわしく

シーザー暗号はアルファベット番号の加算と 26 の剰余で表現される。シフト方向(+か−か)と末尾の回り込み(mod 26)の二点が誤りの温床である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

各文字を 0〜25 の番号に直し、+3 してから 26 で割った余りを再び文字へ戻す手順を 1 文字ずつ行う。

覚え方

『ABC の輪を 3 つ進める、端は先頭へ戻る』と環状にイメージする。

よくある誤り

シフト方向を逆にしたり、'z' を超える際の mod 26 の回り込みを忘れたりするミスがある。

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