アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験数列」の問題

アルゴリズムとプログラミングアルゴリズムとプログラミング計算問題難易度:hard
次の手続 fib は、フィボナッチ数列の第 n 項を反復で求める。数列は第 0 項 = 0、第 1 項 = 1、第 k 項 = 第 (k−1) 項 + 第 (k−2) 項 で定義される。fib(11) を実行したとき、戻り値(第 11 項の値)はどれか。便宜上「番目」を単位として付す。
○整数型: fib(整数型: n)
  整数型: a ← 0
  整数型: b ← 1
  整数型: t, k
  for (k を 1 から n まで 1 ずつ増やす)
    t ← a + b
    a ← b
    b ← t
  endfor
  return a
89 番目
144 番目
55 番目
8 番目
正解
89 番目

a を直前項、b を現在項として n 回更新すると、a は第 n 項を表す。第 11 項は 0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89 の 89 であるため アが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ○a を直前項、b を現在項として n 回更新すると、a は第 n 項を表す。第 11 項は 0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89 の 89 であるため アが正しい。
イ ×第 12 項 144 を答えた、ループを 1 回多く回した、または return b と取り違えた off-by-one の誤りである。
ウ ×第 10 項 55 を答えた、ループを 1 回少なく回した off-by-one の誤りである。
エ ×数列の前半の項 8(第 6 項)で止めた、ループ回数を大きく取り違えた誤りである。

くわしく

反復版フィボナッチでは『何回更新すれば第何項になるか』『最後に返すのが a か b か』の対応が肝心である。1 回の数え違いで隣の項にずれる典型的な off-by-one である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

小さい n(n=1,2,3)で a, b の値を表にして、return a が第 n 項になることを確かめる。

覚え方

『a は遅れて追う、最後は a を返す』と更新順を覚える。

よくある誤り

ループ回数と項番号の対応を間違え、隣接項(55 や 144)を選ぶミスが多い。

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