基本情報技術者試験「分散処理システム」の問題
集中処理システムと比較したときの分散処理システムの一般的な特徴として最も適切なものはどれか。
ア1台の大型機にすべての処理を集約するため運用管理が単純で一元化しやすくなる
イ処理やデータを複数拠点へ分散でき一部の障害が全体停止に直結しにくい
ウ全ての処理が単一の装置に依存し拡張は機器の入替えだけで行う
エ通信を用いないため各拠点が完全に孤立して動作する
正解
イ.処理やデータを複数拠点へ分散でき一部の障害が全体停止に直結しにくい
分散処理は処理とデータを複数のコンピュータ・拠点に分けて配置する。1か所の障害が全体停止に直結しにくく、必要な拠点だけ増強できる柔軟性を持つ。設問の特徴に一致するため正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×1台の大型機に集約し管理を一元化しやすいのは集中処理システムの特徴であり、処理を分けて配置する分散処理の説明ではない。
イ ○分散処理は処理とデータを複数のコンピュータ・拠点に分けて配置する。1か所の障害が全体停止に直結しにくく、必要な拠点だけ増強できる柔軟性を持つ。設問の特徴に一致するため正しい。
ウ ×全処理が単一装置に依存し機器入替えだけで拡張するのは集中処理の性質であり、複数機で拡張できる分散処理とは逆である。
エ ×分散処理は各拠点がネットワークで連携することが前提であり、通信を用いず完全に孤立して動作するという説明は成り立たない。
✎くわしく
集中処理は管理一元化や整合性確保に優れる反面、中央機が単一障害点になりやすい。分散処理は耐障害性・拡張性・応答性に優れるが、データ整合性の維持や通信障害への対応など運用は複雑になる。両者は得失が対照的である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
分散処理の利点は『単一障害点を避けやすい・拡張が柔軟』。集中処理の利点は『管理一元化・整合性確保』と整理する。
覚え方
集中=『本社にすべて集める』、分散=『各支社に分けて配置』。支社の1つが止まっても全社は止まらない、と覚える。
よくある誤り
集中処理と分散処理の長所短所を取り違えやすい。『一元管理=集中』『耐障害・柔軟拡張=分散』と対比で覚える。
システム構成要素の他の問題
稼働率0.9の装置2台を並列に接続し、どちらか一方が動作していればシステムが稼働するとみなす。このシステム全体の稼働率はいく…RAID5の特徴を最も適切に説明したものはどれか。システムの性能指標のうち、単位時間あたりに処理できる仕事量を表すものはどれか。あるシステムのMTBFが950時間、MTTRが50時間であるとき、このシステムの稼働率はいくらか。稼働率0.98の装置と稼働率0.95の装置を直列に接続し、両方が動作して初めてシステムが稼働するとみなす。このシステム全体の…M/M/1の待ち行列モデルで、利用率(ρ)が0.6、1件あたりの平均サービス時間が4秒のとき、窓口に入るまでの平均待ち時間は…
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a3-0192