基本情報技術者試験「クライアントサーバシステム」の問題
クライアントサーバシステムの基本的な考え方として最も適切なものはどれか。
ア全ての処理を1台の汎用大型機に集約し端末は入出力だけを担う
イ各端末が完全に独立して動作し相互に資源を一切共有せず単独で完結する
ウサービスを要求する側と提供する側に役割を分け処理を分担する
エ全ノードが対等で固定的なサーバを置かず相互に資源を融通する
正解
ウ.サービスを要求する側と提供する側に役割を分け処理を分担する
クライアントサーバ方式は要求側(クライアント)と提供側(サーバ)に明確に役割を分け、両者がネットワークで連携して1つの処理を実現する。設問の『要求側と提供側に分けて分担』に一致するため正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ×全処理を大型機に集約し端末を入出力専用とするのは集中処理(ホスト集中型)の説明であり、役割分担で連携するクライアントサーバとは異なる。
イ ×各端末が独立し資源を共有しないのはスタンドアロンの状態であり、サーバを介した連携を前提とするクライアントサーバの考え方に反する。
ウ ○クライアントサーバ方式は要求側(クライアント)と提供側(サーバ)に明確に役割を分け、両者がネットワークで連携して1つの処理を実現する。設問の『要求側と提供側に分けて分担』に一致するため正しい。
エ ×全ノードが対等で固定サーバを置かないのはピアツーピア(P2P)方式の説明であり、役割を固定するクライアントサーバとは構成思想が異なる。
✎くわしく
クライアントサーバは機能を要求側と提供側に分離し、サーバ集約による管理性とクライアント分散による応答性を両立する。処理をどこまでサーバに寄せるかでファットクライアント/シンクライアントに分かれ、後述の3層構成へ発展する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
キーワードで判定する。『要求と提供の役割分担』ならクライアントサーバ、『対等』ならP2P、『1台に集約』なら集中処理と即断する。
覚え方
レストランで例える。注文する客(クライアント)と料理を出す厨房(サーバ)に役割が分かれて連携する、と覚える。
よくある誤り
集中処理(ホスト型)やP2Pと混同しやすい。『役割を分けて連携=クライアントサーバ』『対等で連携=P2P』『大型機集約=集中処理』と区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a3-0181