アルゴリズムとプログラミング

基本情報技術者試験ハッシュ表の衝突処理」の問題

テクノロジ系アルゴリズムとプログラミング難易度:normal
ハッシュ表の衝突処理におけるチェイン法(連鎖法)の説明として最も適切なものはどれか。
衝突が起きたら表の別の空きスロットを規則的に探し、データ自体を表内に格納する
同じハッシュ値のデータを連結リストでつなぎ、各スロットがそのリストの先頭を指す
衝突時にハッシュ関数を使わず先頭から順に空きを線形探索して全件比較する
衝突が起きた瞬間に表全体を2倍に拡張し、全データを必ず再配置してから格納する
正解
同じハッシュ値のデータを連結リストでつなぎ、各スロットがそのリストの先頭を指す

チェイン法は各スロットに連結リストを持たせ、ハッシュ値が衝突したデータを同じリストにつなぐ。スロットはリストの先頭を指し、探索時はそのリストをたどるため正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ×衝突時に表内の別の空きスロットを規則的に探してデータを表内に置くのはオープンアドレス法(開番地法)の説明であり、チェイン法とは別方式である。
イ ○チェイン法は各スロットに連結リストを持たせ、ハッシュ値が衝突したデータを同じリストにつなぐ。スロットはリストの先頭を指し、探索時はそのリストをたどるため正しい。
ウ ×ハッシュ関数を使わず先頭から線形探索して全件比較するのは単なる線形探索であり、ハッシュ値で振り分けるチェイン法の説明ではない。
エ ×衝突のたびに表を2倍拡張して全再配置するのはリハッシュ(拡張)の話で、衝突を都度連結リストで吸収するチェイン法の基本動作とは異なる。

くわしく

衝突処理には表外に連結リストを伸ばすチェイン法と、表内の空きを探すオープンアドレス法(線形探索法・2次探索法等)がある。チェイン法は負荷率が1を超えても格納でき削除が容易、オープンアドレス法は追加領域が不要だがクラスタ化しやすい。両者のトレードオフ理解が核心である。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『連結リストでつなぐ=チェイン法』『表内の空きを探す=オープンアドレス法』のキーワード対応で即断する。

覚え方

チェイン(鎖)法は『同じ番地から鎖を垂らす』、オープンアドレスは『空いている別の番地へ引っ越す』とイメージする。

よくある誤り

チェイン法とオープンアドレス法を取り違える誤りが多い。『表外にリストを伸ばす=チェイン』『表内の別スロットを探す=オープンアドレス』と区別する。

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