基本情報技術者試験「監査技法」の問題
被監査システムの本番プログラム内に監査用の処理を組み込んでおき、稼働中の取引のうち条件に合致するものを継続的に抽出・記録して監査証拠を収集する技法はどれか。
ア監査モジュール法
イテストデータ法
ウ並行シミュレーション法
エドキュメントレビュー法
正解
ア.監査モジュール法
監査モジュール法は、被監査システムの本番プログラムにあらかじめ監査用のモジュール(処理)を埋め込み、運用中に条件に合致する取引を継続的に抽出してログとして記録する。リアルタイムかつ網羅的に証拠を収集できる点が特徴で、設問の説明に合致するためアが正しい。
?選択肢ごとの解説
ア ○監査モジュール法は、被監査システムの本番プログラムにあらかじめ監査用のモジュール(処理)を埋め込み、運用中に条件に合致する取引を継続的に抽出してログとして記録する。リアルタイムかつ網羅的に証拠を収集できる点が特徴で、設問の説明に合致するためアが正しい。
イ ×テストデータ法は監査人がデータを用意して本番プログラムへ入力する単発的な検証であり、稼働中の取引を継続採取する手法ではない。
ウ ×並行シミュレーション法は監査人が別の検証プログラムで本番データを処理し結果を突合する技法であり、本番プログラム内部にモジュールを組み込むものではない。
エ ×ドキュメントレビュー法は文書を点検する技法であり、プログラムに監査機能を組み込んで取引を採取するものではない。
✎くわしく
監査モジュール法は『本番プログラムの中に監査の目を埋め込む』点が核心で、組込み監査モジュール(EAM)とも呼ばれる。運用中の取引を継続監視できるため、特定条件の異常取引をリアルタイムに捕捉でき、事後のサンプリングでは見落としやすい事象も拾える。一方で本番プログラムに手を入れる必要があり、設計・開発段階からの組込みと変更管理が前提となる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『本番プログラムに組み込む』『稼働中の取引を継続的に抽出・記録』とあれば監査モジュール法と判断する。
覚え方
監査モジュール法=プログラムの中に監査用の監視カメラ(モジュール)を仕込んでおく、とイメージする。
よくある誤り
テストデータ法・並行シミュレーション法と混同しやすい。監査モジュール法は『本番プログラム内部に常駐し、稼働中に継続採取する』点が固有である。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0161