基本情報技術者試験「監査の証拠と記録」の問題
システム監査において、監査人が実施した監査手続の内容、収集した監査証拠、及びそれらに基づく判断の過程を記録し、監査の結論を裏づけるとともに後の検証にも用いる文書はどれか。
ア計画書
イシステム管理基準という指針
ウ監査の依頼書
エ監査調書
正解
エ.監査調書
監査調書は、監査人が実施した手続の内容、収集した監査証拠、それらに基づく判断や結論に至る過程を記録した文書である。監査の結論を裏づける根拠となり、品質の確保や後日の検証・引継ぎにも用いられる。設問の『手続・証拠・判断過程を記録し結論を裏づける文書』に合致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×監査計画書は監査の目的・範囲・日程・体制など事前の方針を定めた文書であり、実施した手続や収集した証拠の記録ではない。
イ ×システム管理基準は情報システムの管理のあるべき姿を示し監査の判断のよりどころとなる基準であり、個々の監査の実施記録ではない。
ウ ×監査依頼書は監査の実施を依頼する文書であり、監査人が手続や証拠を記録する文書ではない。
エ ○監査調書は、監査人が実施した手続の内容、収集した監査証拠、それらに基づく判断や結論に至る過程を記録した文書である。監査の結論を裏づける根拠となり、品質の確保や後日の検証・引継ぎにも用いられる。設問の『手続・証拠・判断過程を記録し結論を裏づける文書』に合致する。
✎くわしく
監査にまつわる文書は作成時点と役割で区別する。計画書は『監査前に方針を定める』、調書は『監査中・監査後に手続と証拠と判断を記録する』、報告書は『結果と提案を依頼者へ伝える』、システム管理基準などの基準類は『判断のよりどころとなる外部の物差し』である。調書は結論を客観的に裏づける根拠として、また監査品質を後から検証する材料として重要であり、適切な作成と保存が求められる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『実施した手続』『収集した証拠』『判断の過程の記録』『結論を裏づける』が並べば監査調書と判断する。
覚え方
調書=『調べた内容を書き留めた帳面』とイメージし、計画(前)・報告(後)の間で実施を記録する文書と位置づける。
よくある誤り
計画書や報告書と混同しやすい。実施した手続・収集した証拠・判断過程の記録は調書であり、事前方針は計画書、結果の伝達は報告書と役割を分ける。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a2-0048