システム監査

基本情報技術者試験監査技法」の問題

マネジメント系システム監査難易度:normal
監査人が、あらかじめ正常データと誤りデータを意図的に用意し、それらを被監査システムの本来のプログラムに入力して、処理結果が想定どおりかを確かめる監査技法はどれか。
並行シミュレーション法
監査モジュール法
テストデータ法
聞取り法
正解
テストデータ法

テストデータ法は、監査人があらかじめ期待結果を定めた正常データと誤りデータを準備し、被監査システムの本番プログラムに通して出力が想定どおりか、特にエラーチェックや例外処理が正しく機能するかを検証する技法である。設問の手順に正確に合致するためウが正しい。

?選択肢ごとの解説

ア ×並行シミュレーション法は、監査人が用意した検証用プログラムに本番データを通し、本番処理結果と突き合わせる技法であり、データではなくプログラム側を別途用意する点が異なる。
イ ×監査モジュール法は、被監査プログラム内に監査用モジュールを組み込み、運用中の取引を継続的に監視・採取する技法であり、テストデータを入力する手法ではない。
ウ ○テストデータ法は、監査人があらかじめ期待結果を定めた正常データと誤りデータを準備し、被監査システムの本番プログラムに通して出力が想定どおりか、特にエラーチェックや例外処理が正しく機能するかを検証する技法である。設問の手順に正確に合致するためウが正しい。
エ ×聞取り法(インタビュー法)は関係者へ口頭質問して情報を得る技法であり、データを入力してプログラムの処理を検証するものではない。

くわしく

テストデータ法は『監査人がデータを作り、本番プログラムに通す』のが核心。期待値が分かっているデータを使うため、エラー検出ルールや計算ロジックの妥当性を確実に検証できる。一方で本番環境を汚さないよう実データへの影響を遮断する配慮が必要。並行シミュレーション法とは『用意するものがデータかプログラムか』で対比して覚えると区別しやすい。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『監査人が正常・誤りデータを作って入力』とあればテストデータ法と即断する。

覚え方

テストデータ法=『試験用のデータを本物のプログラムに食べさせる』とイメージする。

よくある誤り

テストデータ法と並行シミュレーション法の混同が最頻出。テストデータ法は『データを用意して本番プログラムへ』、並行シミュレーションは『プログラムを用意して本番データを流す』と逆向きに整理する。

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