基本情報技術者試験「範囲の経済」の問題
複数の異なる製品や事業を一つの企業が手掛けることで、設備・技術・ブランドなどの経営資源を共用し、別々に行うより総コストを低減できる効果を表す用語はどれか。
ア規模の経済
イ範囲の経済
ウネットワーク効果
エ経験曲線効果
正解
イ.範囲の経済
範囲の経済は、一企業が複数の製品・事業を同時に営むことで、設備・技術・流通・ブランドといった経営資源を共有し、それぞれを別企業が単独で営むより総コストを低減できる効果である。題幹の『複数事業での資源共用による総コスト低減』に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×規模の経済は同一製品の生産量拡大による単位コスト低下で、複数事業の資源共用を指す範囲の経済とは仕組みが異なる。
イ ○範囲の経済は、一企業が複数の製品・事業を同時に営むことで、設備・技術・流通・ブランドといった経営資源を共有し、それぞれを別企業が単独で営むより総コストを低減できる効果である。題幹の『複数事業での資源共用による総コスト低減』に一致する。
ウ ×ネットワーク効果は利用者数の増加が価値を高める需要側の効果で、コスト低減を説明する範囲の経済とは別である。
エ ×経験曲線効果は累積生産量の増加による習熟コスト低下で、複数事業の共用ではなく一製品の累積に着目する。
✎くわしく
範囲の経済は多角化や事業の関連性(シナジー)を支える理論的根拠となる。規模の経済が『同じものを多く作る』ことに、範囲の経済が『違うものを一緒に作る』ことに着目する対比を押さえると判別しやすい。関連多角化で範囲の経済が働きやすく、非関連多角化では効果が限定的になる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『複数の異なる事業・製品』『資源の共用』が出たら範囲の経済。『同じ製品を大量に』なら規模の経済を選ぶ。
覚え方
『範囲=幅広い事業で資源を使い回す』と多角化のイメージで覚える。
よくある誤り
規模の経済と範囲の経済を混同する。規模=量の拡大、範囲=事業の幅(資源共用)、と着眼点を切り分ける。
経営戦略マネジメントの他の問題
バリューチェーン分析において、購買物流・製造・出荷物流・販売・サービスのように、製品が顧客へ届くまでの価値を直接生み出す活動…アンゾフの成長マトリクスにおいて、既存の市場に対して新製品を投入することで成長を図る戦略はどれか。SWOT分析において、自社が保有する高い技術力や強固な顧客基盤など、目標達成にプラスに働く内部環境の要因はどの区分に分類され…PEST分析は企業を取り巻くマクロ環境を4つの要因から分析する枠組みである。このうち、金利・為替・景気動向・物価などが該当す…マーケティング環境を分析する3C分析が対象とする3つの要素の組合せとして、適切なものはどれか。経営におけるコアコンピタンスの説明として、適切なものはどれか。
この問題を、AIの8-ways解説つきで。
無料ではじめる →基本情報技術者試験の演習を、一問ごとに「なぜ」まで。まずは無料で。
ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0139