基本情報技術者試験「価格戦略(スキミング)」の問題
新製品の市場導入時に意図的に高い価格を設定し、価格感度の低い顧客層から早期に開発費を回収しようとする価格戦略はどれか。
ア低価格で一気に市場シェアを奪うペネトレーションプライシング
イ端数を使って割安感を演出する端数価格戦略
ウあえて高めに設定し新しさ重視の層から先に利益をすくうスキミングプライシング
エ製品を価格帯ごとに整理するプライスライニング
正解
ウ.あえて高めに設定し新しさ重視の層から先に利益をすくうスキミングプライシング
スキミング(上澄み吸収)プライシングは、新製品導入時にあえて高価格を設定し、価格より新規性を重視する層から利益(上澄み)を早期に得て開発費を回収する戦略である。題幹の『高価格・早期回収・価格感度の低い層』に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×ペネトレーションは低価格で短期にシェアを奪う逆方向の戦略で、本問とは正反対である。
イ ×端数価格戦略は198円など心理的に割安に見せる手法で、本問の目的とは異なる。
ウ ○スキミング(上澄み吸収)プライシングは、新製品導入時にあえて高価格を設定し、価格より新規性を重視する層から利益(上澄み)を早期に得て開発費を回収する戦略である。題幹の『高価格・早期回収・価格感度の低い層』に一致する。
エ ×プライスライニングは価格帯を段階的に整理する手法で、本問が問う戦略ではない。
✎くわしく
スキミングは需要の価格弾力性が低く、競合参入までに時間がある場合に有効である。回収後は段階的に値下げして下位層を取り込む。対するペネトレーションは弾力性が高く規模の経済が効く場合に適し、両者は市場条件で使い分ける。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『導入時に高価格』『早期回収』ならスキミング、『導入時に低価格』『シェア獲得』ならペネトレーション。
覚え方
『スキム=上澄みをすくう。高値でおいしいところを先に取る』と覚える。
よくある誤り
スキミングとペネトレーションを逆に覚える。高価格で利益を『すくい取る』のがスキミングと方向を固定する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0125