基本情報技術者試験「棚卸資産評価」の問題
ある商品の当期の受払いは次の順で行われた。期首在庫200個(@300円)、第1回仕入300個(@350円)、第1回払出400個、第2回仕入200個(@375円)。移動平均法による期末棚卸高(金額)は何円か。
ア108,000円である
イ112,500円
ウおよそ99,000円と試算する
エ90,000円
正解
ア.108,000円である
移動平均法は仕入のたびに平均単価を計算し直す。期首200個@300=60,000円に第1回仕入300個@350=105,000円を加え、500個165,000円で平均単価330円。払出400個後の残100個は簿価33,000円。第2回仕入200個@375=75,000円を加え、300個108,000円で平均単価360円。期末300個×360円=108,000円となる。
?選択肢ごとの解説
ア ○移動平均法は仕入のたびに平均単価を計算し直す。期首200個@300=60,000円に第1回仕入300個@350=105,000円を加え、500個165,000円で平均単価330円。払出400個後の残100個は簿価33,000円。第2回仕入200個@375=75,000円を加え、300個108,000円で平均単価360円。期末300個×360円=108,000円となる。
イ ×第2回仕入後の平均単価を375円のまま用いるなど、平均の再計算を誤った値。
ウ ×期末数量や単価の一部を取り違え、平均単価を330円付近のまま据え置いた誤り。
エ ×期末300個に期首単価@300円を当てた値で、仕入による平均単価上昇を反映していない誤り。
✎くわしく
移動平均法は払出のたびに直近の平均単価で原価を計算するため、価格変動が平準化される。総平均法が期末に一括で平均を出すのに対し、移動平均法は仕入のつど更新する点が異なる。先入先出法に比べ単価が平均化され、利益のブレが小さくなる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
受払いを時系列に並べ、仕入の直後に平均単価を更新、払出は直前の平均単価で行う、と順に処理する。
覚え方
『仕入れるたびに平均を取り直す=移動する平均』と名称どおりに覚える。
よくある誤り
払出時に平均単価を更新せず古い単価で残高を計算する、または仕入後の平均単価の再計算を忘れる。仕入のたびに『合計金額÷合計数量』で単価を更新する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0096