基本情報技術者試験「正味現在価値(NPV)」の問題
初期投資額1,000万円の案件があり、1年後に660万円、2年後に726万円のキャッシュフローが得られる。割引率(資本コスト)を年10%とするとき、この投資の正味現在価値(NPV)は何万円か。
ア386万円
イおよそ1,200万円と試算する
ウ200万円である
エ320万円
正解
ウ.200万円である
NPVは将来キャッシュフローを割引率で現在価値に換算し、初期投資を差し引いて求める。1年後660÷1.1=600万円、2年後726÷1.21=600万円、合計1,200万円。NPV=1,200−1,000=200万円となり、プラスなので投資に値する。
?選択肢ごとの解説
ア ×割引を行わず単純合計(660+726−1,000=386)した値で、時間価値を無視した誤り。
イ ×将来CFの現在価値合計1,200万円そのもので、初期投資1,000万円を差し引いていない誤り。
ウ ○NPVは将来キャッシュフローを割引率で現在価値に換算し、初期投資を差し引いて求める。1年後660÷1.1=600万円、2年後726÷1.21=600万円、合計1,200万円。NPV=1,200−1,000=200万円となり、プラスなので投資に値する。
エ ×割引率や割引年数の適用を誤った計算による値で、各年の現在価値が一致しない。
✎くわしく
NPVは貨幣の時間価値を考慮した代表的な投資評価法で、NPV>0なら資本コストを上回るリターンが見込め採用、NPV<0なら不採用と判断する。割引率には資本コスト(WACC等)を用いる。複数案ではNPVの大きい案が原則として優先される。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
各年CFを(1+r)の年数乗で割り、合計から初期投資を引く。NPVの符号で採否を判断する点まで押さえる。
覚え方
『未来のお金は割り引いて今の価値に、そこから元手を引く』と手順で覚える。
よくある誤り
将来CFを割り引かずに単純合計する、または現在価値合計から初期投資を引き忘れる。割引と差引の2段階を必ず行う。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0093