基本情報技術者試験「ナレッジマネジメント(SECIモデル)」の問題
ナレッジマネジメントのSECIモデルにおいて、個人が持つ暗黙知を、対話や文書化を通じて言語化し、組織で共有できる形式知へ変換する過程はどれか。
ア連結化(Combination)
イ暗黙知を暗黙知のまま伝える共同化(Socialization)
ウ内面化(Internalization)
エ表出化(Externalization)
正解
エ.表出化(Externalization)
SECIモデルは知識創造を共同化(S)・表出化(E)・連結化(C)・内面化(I)の4過程で説明する。このうち、言葉にしにくい個人の暗黙知を対話や比喩・文書化によって言語化し、共有可能な形式知へ変換する過程が『表出化(Externalization)』である。題幹の説明はこれに一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×連結化は既存の形式知どうしを組み合わせて新たな形式知を作る過程で、暗黙知から形式知への変換ではない。
イ ×共同化は体験の共有を通じて暗黙知を暗黙知のまま伝える過程で、形式知への変換を伴わない点が題幹と異なる。
ウ ×内面化は形式知を実践で体得し個人の暗黙知にする過程で、暗黙知から形式知への変換とは方向が逆である。
エ ○SECIモデルは知識創造を共同化(S)・表出化(E)・連結化(C)・内面化(I)の4過程で説明する。このうち、言葉にしにくい個人の暗黙知を対話や比喩・文書化によって言語化し、共有可能な形式知へ変換する過程が『表出化(Externalization)』である。題幹の説明はこれに一致する。
✎くわしく
SECIモデルは野中郁次郎らが提唱した知識創造理論で、暗黙知と形式知が共同化→表出化→連結化→内面化のスパイラルを回ることで組織の知が螺旋状に拡大するとする。表出化は暗黙知を組織知へ昇華させる起点であり、言語化の難しさからナレッジマネジメントの要となる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『暗黙知を言語化・文書化して形式知に』なら表出化、『形式知を体得して暗黙知に』なら内面化と方向で判別する。
覚え方
『表出化=内なる暗黙知を表に出して言葉にする』と語の意味から方向を覚える。
よくある誤り
表出化(暗黙知→形式知)と内面化(形式知→暗黙知)の方向を取り違える。どの知からどの知へ向かうかを4過程ごとに整理する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0060