基本情報技術者試験「コンピテンシ」の問題
人事評価などで用いられる『コンピテンシ』の説明として、最も適切なものはどれか。
ア従業員が取得した資格や学歴など、保有している知識の総量を点数化したものである。
イ勤続年数や年齢に応じて自動的に高まると仮定される処遇上の序列のことである。
ウ高い業績を継続的に上げる人に共通して見られる行動特性を、評価や育成の基準としたものである。
エ職務ごとに必要となる作業の手順を、時系列に沿って詳細に記述した標準作業書のことである。
正解
ウ.高い業績を継続的に上げる人に共通して見られる行動特性を、評価や育成の基準としたものである。
コンピテンシは、優れた成果を継続的に上げる人(ハイパフォーマ)に共通して観察される行動特性・思考様式を抽出し、評価・採用・育成の基準として体系化したものである。題幹の『高業績者に共通する行動特性を基準とする』が定義に一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×資格・学歴など保有知識の量は能力の一側面にすぎず、実際の行動として発揮される特性に着目するコンピテンシとは異なる。
イ ×勤続年数や年齢で高まる序列は年功的な処遇の話で、成果につながる行動特性を捉えるコンピテンシとは別概念である。
ウ ○コンピテンシは、優れた成果を継続的に上げる人(ハイパフォーマ)に共通して観察される行動特性・思考様式を抽出し、評価・採用・育成の基準として体系化したものである。題幹の『高業績者に共通する行動特性を基準とする』が定義に一致する。
エ ×作業手順を記述した標準作業書は業務マニュアルであり、人の行動特性をモデル化したコンピテンシとは異なる。
✎くわしく
コンピテンシは『知っている・持っている』能力ではなく『成果として発揮される行動』に着目する点が特徴である。職務ごとにコンピテンシモデルを定義し、評価(コンピテンシ評価)や能力開発の指針とする。MBO(成果評価)と組み合わせ、成果と行動の両面で評価する運用が一般的である。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『高業績者に共通する行動特性』『評価・育成の基準』が出たらコンピテンシを選ぶ。資格・学歴・序列の記述は誤り。
覚え方
『コンピテンシ=できる人の行動パターンを真似る基準』とイメージで覚える。
よくある誤り
コンピテンシを単なる『スキルや知識』と捉える。重要なのは保有能力ではなく成果に結びつく『発揮された行動特性』である点を押さえる。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0059