企業活動

基本情報技術者試験カンパニー制」の問題

ストラテジ系企業活動難易度:hard
カンパニー制組織の説明として、最も適切なものはどれか。
全社の機能を一つの中枢に集約し、すべての意思決定を本社が直接行う集権的な仕組みである。
社内の事業単位を独立した会社のように扱い、貸借対照表まで管理させて高い独立採算性を持たせる仕組みである。
課題ごとに各部門から人を集めて編成し、目的を果たすと解散する一時的な仕組みである。
製造・販売などの機能別に部門を分け、利益責任を持たせない仕組みである。
正解
社内の事業単位を独立した会社のように扱い、貸借対照表まで管理させて高い独立採算性を持たせる仕組みである。

カンパニー制は事業部制をさらに進め、社内の事業単位を『社内分社(カンパニー)』として独立企業のように位置づける。損益(P/L)だけでなく貸借対照表(B/S)まで割り当て、投資や資本コストの責任(インベストメントセンタ)まで負わせて独立採算性を高める。題幹の記述に一致する。

?選択肢ごとの解説

ア ×意思決定を本社に集約する集権的仕組みは、各カンパニーへ大幅に権限委譲するカンパニー制とは正反対である。
イ ○カンパニー制は事業部制をさらに進め、社内の事業単位を『社内分社(カンパニー)』として独立企業のように位置づける。損益(P/L)だけでなく貸借対照表(B/S)まで割り当て、投資や資本コストの責任(インベストメントセンタ)まで負わせて独立採算性を高める。題幹の記述に一致する。
ウ ×目的達成後に解散する一時的組織はプロジェクト組織の説明で、恒常的な社内分社であるカンパニー制とは異なる。
エ ×利益責任を持たせない機能別組織の説明であり、高い採算責任を負わせるカンパニー制とは性質が逆である。

くわしく

事業部制が主に損益責任(プロフィットセンタ)を負うのに対し、カンパニー制はB/Sや資本まで管理させるインベストメントセンタとして運営される。これにより事業ごとの資本効率が見える化される一方、機能の重複や全社最適との調整という事業部制と同様の課題も残る。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『社内分社』『貸借対照表まで管理』『独立採算性が高い』の語が出たらカンパニー制を選ぶ。

覚え方

『カンパニー=社内に会社をつくる。B/Sまで持つ一人前』とイメージする。

よくある誤り

事業部制とカンパニー制を同一視する。B/S・資本まで管理し独立企業に近い責任を負うのがカンパニー制、という独立採算の度合いの違いを押さえる。

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