基本情報技術者試験「ステークホルダ」の問題
企業経営における『ステークホルダ』の説明として、最も適切なものはどれか。
ア企業に出資し議決権を持つ株主だけを指す呼称である。
イ企業と取引のある仕入先と販売先の企業だけを指す呼称である。
ウ株主・従業員・顧客・取引先・地域社会など、企業活動に利害を持つすべての関係者を指す。
エ企業の経営方針を最終的に決定し、その執行を統括する取締役会の構成員だけを指す呼称である。
正解
ウ.株主・従業員・顧客・取引先・地域社会など、企業活動に利害を持つすべての関係者を指す。
ステークホルダ(利害関係者)は、企業の活動によって影響を受け、または影響を与えるすべての関係者を指す。株主だけでなく従業員・顧客・取引先・債権者・地域社会・行政なども含む。題幹の『利害を持つすべての関係者』が定義そのものである。
?選択肢ごとの解説
ア ×株主のみを指すのはストックホルダー(株主)の説明であり、より広い概念であるステークホルダとは範囲が異なる。
イ ×仕入先と販売先はステークホルダの一部にすぎず、従業員や地域社会などを除外している点で不十分である。
ウ ○ステークホルダ(利害関係者)は、企業の活動によって影響を受け、または影響を与えるすべての関係者を指す。株主だけでなく従業員・顧客・取引先・債権者・地域社会・行政なども含む。題幹の『利害を持つすべての関係者』が定義そのものである。
エ ×取締役会の構成員に限定するのは経営機関の話で、企業を取り巻く利害関係者全体を指すステークホルダとは異なる。
✎くわしく
株主の利益を最優先する『株主資本主義』に対し、多様な利害関係者の利益を調整する『ステークホルダ資本主義』の考え方が広がっている。CSRやESG経営は、こうした幅広い利害関係者への配慮を前提とする点で密接に関連する。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『株主だけ』と限定した選択肢は誤り、『従業員・顧客・地域社会まで含む』広い記述が正解になりやすい。
覚え方
『ステーク(利害の杭)を打ち込んでいる関係者すべて』とイメージし、株主に限らない点を意識する。
よくある誤り
ステークホルダ(利害関係者全般)とストックホルダー(株主)を混同する。語の似た2語を、対象範囲の広狭で区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0051