企業活動

基本情報技術者試験CSR(企業の社会的責任)」の問題

ストラテジ系企業活動難易度:normal
企業のCSR(社会的責任)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
利益追求にとどまらず、法令遵守や環境・人権への配慮など社会からの要請に応える企業の責任を指す。
株主に対して当期純利益を最大化し、より多くの配当を還元することだけを目的とした財務上の責務を指す。
製品の欠陥により生じた損害を製造業者が賠償する製造物責任の法的枠組みを指す。
経営者が株主総会で経営方針を説明し承認を得る手続上の義務だけを指す。
正解
利益追求にとどまらず、法令遵守や環境・人権への配慮など社会からの要請に応える企業の責任を指す。

CSR(Corporate Social Responsibility)は、経済的責任に加え、法令遵守・倫理・環境保全・人権尊重・社会貢献など、事業活動が社会へ及ぼす影響に責任を持つ考え方である。題幹の『利益追求にとどまらず社会の要請に応える』が定義に一致する。

?選択肢ごとの解説

ア ○CSR(Corporate Social Responsibility)は、経済的責任に加え、法令遵守・倫理・環境保全・人権尊重・社会貢献など、事業活動が社会へ及ぼす影響に責任を持つ考え方である。題幹の『利益追求にとどまらず社会の要請に応える』が定義に一致する。
イ ×利益最大化と配当だけを目的とするのは株主利益偏重の見方であり、社会全体への責任を含むCSRの趣旨と相反する。
ウ ×製造物責任(PL)は製品の欠陥による損害賠償を定める法制度で、CSRの一側面ではあるがその全体を指す説明ではない。
エ ×株主総会での説明・承認は会社法上の機関手続であり、CSRが対象とする幅広い社会的責任とは範囲が異なる。

くわしく

CSRは経済的・法的・倫理的・社会貢献的責任の4層で語られることが多い。近年はESG投資やSDGsと結びつき、社会的責任を果たすこと自体が長期的な企業価値や持続可能性につながるとされる。コンプライアンスはその一部に位置づけられる。

本番での押さえどころ

試験のコツ

『社会的責任』『環境・人権・地域社会への配慮』が並んだ選択肢を選ぶ。利益や手続だけに限定した記述は誤りを疑う。

覚え方

『CSR=会社が社会に対して負う責任』とローマ字頭文字を日本語の語呂で結びつけて覚える。

よくある誤り

CSRを『寄付やボランティアなどの慈善活動だけ』と狭く捉える。法令遵守や本業を通じた社会的価値の創出までを含む広い概念である点を押さえる。

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