基本情報技術者試験「経験曲線効果」の問題
製品の累積生産量が倍増するごとに製品単位当たりのコストが一定の割合で低下していく効果を表す用語はどれか。
ア範囲の経済
イ経験曲線効果
ウ規模の経済
エネットワーク効果
正解
イ.経験曲線効果
経験曲線効果は、累積生産量が倍増するたびに習熟や工程改善により単位当たりコストが一定の比率(例えば10〜20%)で低下する現象である。題幹の『累積生産量の倍増ごとに一定割合で低下』が定義そのものに一致する。
?選択肢ごとの解説
ア ×範囲の経済は複数事業で資源を共有しコストを下げる効果で、累積生産量によるコスト低減とは仕組みが異なる。
イ ○経験曲線効果は、累積生産量が倍増するたびに習熟や工程改善により単位当たりコストが一定の比率(例えば10〜20%)で低下する現象である。題幹の『累積生産量の倍増ごとに一定割合で低下』が定義そのものに一致する。
ウ ×規模の経済は生産規模(同時点の生産量)拡大による単価低下で、時間的な累積による習熟効果とは別概念である。
エ ×ネットワーク効果は利用者数増加で利便性・価値が高まる効果で、コスト低減を説明する経験曲線とは無関係。
✎くわしく
経験曲線効果は累積『経験量』に着目する点で、ある時点の生産規模に着目する規模の経済とは区別される。BCGが提唱し、累積シェア拡大によるコスト優位というPPMの理論的背景にもなっている。先行して累積量を稼ぐことが価格競争力につながる。
✓本番での押さえどころ
試験のコツ
『累積生産量』『倍増ごとに一定割合』が出たら経験曲線効果。『生産規模が大きいほど』なら規模の経済を選ぶ。
覚え方
『経験=積み重ね(累積)で上手くなり安くなる』と熟練のイメージで覚える。
よくある誤り
規模の経済と経験曲線効果を同一視する。規模=同時点の量、経験=時間をかけた累積量、と着眼点を区別する。
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ukamiru 過去問 · 基本情報技術者試験 · fe-a1-0019